(イメージです。)
1:2017/03/13(月) 21:34:41.44 ID:
鍋の中でカエルが戦っている。鍋は火鉢の上にあり、火鉢はオンドルの水準を超えてぼうぼうと燃えている。外から韓国を見れば、そのような姿ではないかと考える。韓国が内部の問題で深刻な分裂を経験している状況であると同時に、外ではかつて経験したことのない「パーフェクトストーム(perfect storm)」が吹き荒れている。まさかと思っていたことが現実になっている。失敗国家である北朝鮮の核武装が現実化している。20世紀初期と似ているように、地域の覇権をめぐる大国の政治が復活している。国際協力と自由貿易の秩序が国粋主義と保護貿易に転換されている。現在の韓国が直面した対外環境が解放以来最悪と指摘する専門家もいる。

韓半島(朝鮮半島)は日本・中国・ロシアという大国に囲まれている厳しい地政学的環境だ。人類の歴史は新たな大国の登場によって不安定・不確実性と暴力がもたらされてきたことを物語っている。韓国の歴史も新たな大国の登場が国家存亡の問題になってきたことを示している。古朝鮮の滅亡は大陸に漢という強力な統一国家の登場によってもたらされた。唐の台頭は高句麗と百済の滅亡につながった。元の浮上は30年間の戦争を、明の登場は高麗の滅亡をもたらした。清は丙子胡乱を、明治日本の登場は朝鮮の滅亡を招いたことがある。もう大陸に再び大国が登場している。「中国の台頭」がもたらす地域の力学関係の変化と競争が韓国に及ぼす影響を徹底的に研究しなければならない。
 
(中略:中国、日本、米国、北朝鮮の脅威。何より「自強」が必要だ)

また、韓国より格段と強い周辺国と同じ戦略で対抗するより、スマートな外交を展開しなければならない。スマート外交とは、堅固な韓米戦略同盟を基に多元的かつ重層的ネットワークの外交を展開することだ。まず、韓国が置かれている地政学的環境を考えると、韓米同盟を強硬にしなければならない。トランプ氏の孤立主義傾向にもかかわらず、米国はリーダーシップ・軍事力・コア技術・革新力などを考えれば、唯一の超大国として世界の秩序を主導する力を持っている。

韓国は対外依存度が激しいという弱点を見せている。安保は米国に、経済は中国に、エネルギーは中東に偏っている。脆弱性を減らすためには、多元的かつ重層的ネットワークの外交が必要だ。「力の政治」に回帰する地域情勢に関して韓米同盟を強化する中で日本・中国・ロシアとの戦略的協力関係を緊密化し、さらにインド・東南アジア国家連合(ASEAN)・オーストラリア・欧州連合(EU)などとも最上の戦略関係を構築することで韓国の国益を重層的に保障するネットワークを形成しなければならない。

中国も一国では相手にできないが、中国の周辺には大国が存在している。韓米同盟の他にも中国周辺の主要諸国(日本・ロシア・インド・ベトナム・オーストラリアなど)と戦略的ネットワークを構築して中国を牽制することができる。最悪の地政学的条件だが、発想の転換をしてみれば十分にネットワークのハブ役を果たすことができる。米中競争、日中対立、ロシアの極東進出などで韓国は鍵を握る存在になり得る。

韓国の国益は韓半島と地域を越えて全世界を相手にした複雑な相互依存の下で位置づけられる時代にある。外交的な関心をグローバルのレベルへ拡大しなければならない。韓国は強大国の国粋主義的路線とは異なり、国際協力の路線を標ぼうして開発協力、気候変動、暴力的極端主義、難民、核安全、伝染病などグローバルアジェンダに積極的に貢献することでソフトパワーを育てることが求められる。経済発展と民主化の経験は多くの開発途上国に重大な示唆点を与える韓国ならではのソフトウェアだ。韓国は人口5000万人、1人当たり国民所得3万ドル(約344万円)の世界10位圏の国力を持つ先進民主国家だ。韓国は主要7カ国(G7)に入る十分な資格がある。このような状況で、グローバルガバナンスに影響力のある国家として浮上することが超不確実性時代で生き残る戦略という点を認識する必要がある。

ユン・ドクミン/国立外交院長

ソース:中央SUNDAY/中央日報日本語版<THAAD・普通国家・米国第一主義、韓国のスマート外交で突破を>
http://japanese.joins.com/article/795/226795.html