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(イメージです。)
1:2017/02/07(火) 15:36:12.10 ID:
開幕まであと1年に迫った平昌五輪だが、海外の知名度はさっぱりだと韓国メディアが報じた。韓国社会を震撼させる国政介入事件の核心的存在、崔順実(チェ・スンシル)被告の関与疑惑によって五輪に対する国民の反応は冷ややかで盛り上がりに欠けている状況に追い打ちをかける格好で、関係者は頭を悩ます。韓国観光公社は広報映像を海外主要メディアに公開するが、効果は未知数。韓国山林組合が平昌五輪の成功を念願し、8カ月の歳月と約5億ウォン(約4900万円)の経費をかけて1月11日に設置したオブジェ「生命の木」が海外のインターネットユーザーの間で「笑いもの」になる始末。約64兆ウォン(約5兆7600億円)と試算される経済効果は皮算用で終わりかねない情勢だ。

国内の逆風に追い打ちを掛けるように、韓国KBSが1月早々、米ニューヨークのタイムズスクエアで、どれだけ平昌五輪を知っているかインタビューした。開幕まであと1年だというのに、どこで開かれるかを聞くと「中国である」「香港ですか」「さあ、申し訳ありません」という否定的な答えばかり。100人に聞いたところ、1人だけ「韓国」と回答したそうだ。ところが、その1人も「平昌」の名前を聞いたことがなく、「ソウルでは。ソウルが唯一知っている都市です」と返し、記者を落胆させていた。

2015年4月には、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが1面で平昌(ピョンチャン)での国際会議に行こうとしたケニア人男性が間違って北朝鮮の平壌(ピョンヤン)に到着したと報じた。行き先が違うので、当然、入国ビザはなく、法律違反で罰金500ドル(約5万6000円)を支払った。そのうえ、出国の航空機代を自己負担と踏んだり蹴ったり。米紙ニューヨーク・タイムズは当時「平昌を平壌と勘違いした外国人らが冬季五輪の開催地訪問をためらう可能性があり、対策が必要だ」と報じていた。

この悲喜劇を打破しようと試みたか。五輪組織委の李煕範(イ・ヒボム)委員長は海外韓国人社会に支援結集を模索。まずは1月26日に米ロサンゼルスを訪問し、「経済・文化・環境・平和・情報通信技術のオリンピックを目指す平昌大会に米国の韓国人社会で大きな関心を持ってもらえるよう広報をお願いする」と呼び掛けた。韓国観光公社も五輪と韓国の冬の観光の魅力をアピールする30秒の新たな広告を作製。米CNN、英BBC、衛星放送などで欧州を中心に放送されているユーロスポーツなどを通じて世界200カ国以上で放映を計画。外国人観光客の誘致拡大の寄与に期待するが、効果は未知数だ。

知名度を上げようという試みが、逆に不評を買ってしまった。中央日報(電子版)は1月20日付で「平昌五輪の『生命の木』…海外では『嘲弄の木』に」と題し、一笑に付されていることを報じた。木を模したオブジェという「生命の木」は高さ33メートル、幅21メートル、直径11メートル規模で、40万個のLEDで装飾され、夜の点灯で宣伝効果を狙った。

ところが、米メディア「ビジネス・インサイダー」が公開した動画を見ると、天辺が黄緑色の「生命の木」はまるで巨大カリフラワーを想起させ、海外ネットユーザーは「私にはバカみたいに映る」と揶揄。さらに「予算を浪費する代わりに、なぜもっと多くの木を植樹するのに使わなかった」「税金の無駄」などの批判が殺到。設置から約10日間で計50万回再生され、悪い意味で注目を集めた。

五輪組織委員会は117万枚の五輪入場券を販売し、1740億ウォンの収入を見込んでいる。しかし、朝鮮日報によると、開催されている五輪テストイベントのいくつかの種目で入場券の前売り率は20%に満たない状況とか。朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人、崔順実被告が五輪を標的にし利権を狙った状況が明らかになることで、「国民の関心と支持が冷ややかに冷却している」のが影響しているといえる。

韓国スポーツ界には平昌五輪の開催成功に懸念の声は根強くある。韓国では、4年間で約2000億ウォンの赤字を累積し開催中止に追い込まれたF1韓国GP、1兆ウォン超の莫大な借金を抱えた仁川アジア大会と、失敗した国際規模のスポーツ大会が重なる。このままなら五輪も二の舞いになりねない。

ソース:産経ニュース 2017.2.7 12:00
http://www.sankei.com/premium/news/170207/prm1702070005-n1.html
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