1:2017/02/06(月) 16:11:00.80 ID:
鳥インフルエンザが一向に収まらない韓国で、埋却処分すべきだった鶏が食品として流通していた事実が明らかになり問題となっている。また数年前に埋却したものの、実は処分できていなかったという“オカルトチックな事案”も明らかに…。混迷のなか、「もうひとつのウイルス」も発生し、韓国では政府の無力さへの批判が強まるばかりだ。
(岡田敏彦)

■すでに出荷済み…

韓国北西部にある京畿道安城の農家が、関係当局に鳥インフルエンザに感染した疑いがある、と申告する直前、食用として鶏10万匹を出荷していたことが明らかになった。

中央日報(電子版)などによると、この農家は1月9日に感染の疑いを当局へ申告し、精密検査で11日に感染が明らかとなった。しかしこの農家は、申告1週間前の2日と3日に10万匹もの鶏を忠清北道の食肉処理場に出荷していた。

現地の対策本部は、昨年12月末に実施した検査ではウイルスは検出されなかったと説明。同紙は「これは農場主が故意に申告を遅らせたのではないという意味だ」と指摘した。

ともあれ、当局が回収したのは出荷分の40%ほどで、「全量回収は事実上難しい」という。

韓国の国民にとっては「先日食べた鶏肉かも」と不安を抱かせる事態だが、さらに恐怖を引き起こす事案が明らかになった。3年前に埋却した鶏が“ミイラ”になって出てきたというのだ。

■処分したはずが…

問題の現場は、韓国南東部の慶尚南道陜川郡にある家禽類埋却処分地。2014年に鳥インフルエンザ感染の疑いで約3万200羽の鶏などを埋却処分したのだが、その埋却方法が結果的に大きなミスだった。中央日報(電子版)によると、繊維強化プラスチック(FRP)製の貯蔵タンクに入れて、タンク外の土壌や外気と遮断する形で埋却した。

専門家らが1月23日に状況を確認するためタンクのふたを開けたところ、息をするのも苦しいほどの悪臭が周辺に漏れ出し「埋却当時、麻袋に入れて埋めたまま腐っていない状態」(同紙)だったという。

「腐敗がほとんど進行しておらず、まるでミイラ」と同紙は描写するが、そもそもなぜタンクに入れたのか。

韓国ではウイルスに感染した家禽を埋却処分する場合、かつては穴を掘って埋めていた。ところが京畿道利川市の埋設地から、汚染された水が農地へ漏れ出すなどのトラブルが発生。同地は首都ソウルの水源のひとつであることから問題となった。

そこで2014年から、汚染水が漏れないタンク方式に変更。安楽死させた鶏を、砂利や微生物とともにFRPタンクに入れるのだが、一緒に消毒用の石灰も入れていた。

韓国の専門家は、石灰が微生物まで殺してしまった可能性を指摘。またタンク方式をよく検証せずに導入したのも問題だったとの批判も出ている。同紙では再処理費が当初の処分費用の5倍以上にのぼると試算した。また朝鮮日報(電子版)は、埋却地の28%が管理不足で、土壌や地下水の汚染の恐れがあると指摘している。いずれにしろ、根本的な解決策がとられたとは言い難い。

■ついに首都で

聯合ニュースや韓国KBSラジオ(いずれも電子版)によると、ソウル市 北東部の城東(ソンドン)区で1月30日に見つかった野鳥の死骸から高病原性の鳥インフルエンザ・ウィルスが検出された。

現場は漢江フェリー乗り場前で、半径10キロでの家禽類、家畜の糞尿、卵などの移動を制限する措置が取られた。現場付近では立ち入り禁止措置が取られたうえ、消毒作業を徹底する措置も取られたが、他の場所では必ず取られる重要な措置が抜けていた。

政府の指針により、人と車両については移動制限措置は行わないというのだ。首都で移動制限を行えば混乱を招くのは必至だ。

そんななか、新たな脅威が迫っている。韓国中部の忠清北道報恩郡の農家で2月5日、家畜の伝染病である口蹄疫の感染が確認された。

韓国の農林畜産食品部はこの農家が飼育していた乳牛すべて(195頭)を殺処分。周辺3キロ以内の99の畜産農家について移動制限措置を取ったが、韓国では昨年1月、一昨年4月と毎年のように国内のどこかで口蹄疫が発生している。

鳥インフルに口蹄疫のダブルパンチで、韓国の「食の安全」には赤信号が点滅している。

ソース:産経WEST 2017.2.6 15:29
http://www.sankei.com/west/news/170206/wst1702060051-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/170206/wst1702060051-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/170206/wst1702060051-n3.html
 
韓国南東部に位置する慶尚南道の昌原地区で消毒薬を散布する韓国海軍兵士(ロイター)
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