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(イメージです。)
1:2017/02/04(土) 07:57:20.79 ID:
 韓国が米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備を決定したことをめぐる中国の韓国に対する「報復」が止まらない。昨年末に韓流ドラマの放送を制限する「禁韓令」や渡航制限に関する動きが韓国内で問題視されたが、今年に入って韓国の化粧品と洋式便器の輸入を認めないなどエスカレートしている。韓国経済の中でも報復の影響が色濃く出る観光業界は春節(旧正月)特需を失い悲鳴を上げる。中韓のあつれきは深まっており、この先、どの方面に飛び火するか分からない状況だ。

 聯合ニュース(電子版)によると、返品措置が取られた韓国の化粧品はフェースクリームやクレンジングなど中国でよく売れるコスメが中心。それぞれ「登録証明者がない」「申告した製品と実際の製品が一致しない」「製品成分の変更」などを理由に不許可となった。

 洋式便器は電流、電源などの「品質不良」が理由だ。韓国メディアはこれらをTHAAD配備の報復との見方で報じている。

 中国の韓国に対する露骨な嫌がらせはこれだけにはとどまらない。韓国の航空会社が中国で申請していた韓国行きチャーター便の受け入れを中国当局が拒否した。北京の旅行業界関係者によると、アシアナ航空、格安航空会社(LCC)のジンエアーとチェジュ航空の3社が申請していた8路線のチャーター便だ。

 韓国を訪れる外国人観光客のうち、中国人観光客が最も多く、韓国が誘致に力を入れ続けているのを十分承知の上で中国はチャーター便を不許可にした。それも、日本同様に多くの中国人が韓国に押し寄せ、稼ぎ時となる春節の大型連休を前にしての決定だった。

 韓国当局は「動向を鋭意注視して対応する」としたが、当局が注意深く見る間もなく、中国の制裁効果はすぐに出た。韓国大手紙の中央日報(電子版)は、主に中国人が宿泊するビジネスホテルで1月に入って予約が最大で半減している様子を伝える。

 ソウル市のファッション街として人気を誇る東大門市場は中国人観光客の姿がぱたりと消えた。この地で20年にわたり衣類を販売する業者は「昨年に比べて売り上げが40%減った」と嘆く。

 さらにロッテ免税店では中国人による売り上げ増加率が昨年9月の前年同月比約50%から最近は30%台に下がっているという。

 「今年の春節は商売あがったりだ」。韓国旅行業界の関係者は肩を落とす。春節に中国人観光客が日本に来て大量に商品を買い込む「爆買い」の韓国版も聞かれない。

 中国の旅行会社は韓国旅行のツアー商品を減らし、これまでと違って韓国ツアーの宣伝にも消極的だ。韓国観光公社の最近の調査では、中国の韓国に対する観光認知度、選好度がともに前年より低下していることが明らかになっている。

 春節を含めたこの時期の訪韓客数が正式にまとまるのは先になるとみられるが、数値が悪化するのはほぼ決定的だ。韓国メディアは、中国だけを見つめていた観光政策について、早急に東南アジアに視野を広げるなど全方位的なものに切り替えるべきだと主張する。

 韓国銀行(中央銀行)が発表した2016年の実質国内総生産(GDP、速報値)成長率は15年比2.7%だった。輸出や消費が低水準にとどまったため、2年連続で潜在成長率の3%台を割り込んだ。17年も2%台の成長になる見通しで、韓国経済は本格的な低成長時代に突入している。この苦境を韓国製品の購入や訪韓で少しでも和らげるはずの存在だった中国人が韓国を敬遠するようであれば、韓国は低成長時代から抜け出すきっかけさえもつかめなくなる恐れがある。

 韓国は、中国の報復について駐韓中国大使を呼び出し抗議をしているが、「のれんに腕押し」で事態は何も変わっていない。それどころか、中国は朴槿恵(パク・クネ)大統領の罷免審理などで混乱が続く韓国政界にも揺さぶりをかけている。

http://www.sankei.com/premium/news/170204/prm1702040027-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/170204/prm1702040027-n2.html
http://www.sankei.com/premium/news/170204/prm1702040027-n3.html
http://www.sankei.com/premium/news/170204/prm1702040027-n4.html

>>2以降に続く)