1:2014/05/01(木) 10:25:12.89 0.net ID:
 文化財を継承させようと府は国内外の文化財の修復を担う「日本文化財保存修復国際センター」の設置を検討している明治時代の廃仏毀釈などにより、多数の美術工芸品が海外に渡ったが、十分修復されないまま放置されている事例が少なくないという。府は5月中に構想を固める方針で、人材交流などを通して修復技術を国内外に広めたいとしている。

 センター設置構想のきっかけは、府関係者が、海外の美術館で顔料で描かれた日本画が、ペンキで修復されているという話を聞いたことだった。

 海外での日本美術工芸品の修復ニーズを探ろうと、府は平成25年11月、実業家、エミール・ギメが19世紀後半に収集した日本の美術工芸品約1万1千点を収蔵しているフランスの国立ギメ東洋美術館に専門家を派遣。

 世界的に著名な同美術館でさえ、足下の木材の継ぎ目が緩んだ仏像には、スポンジをあてて応急処置をしていたほか、触れると漆が剥落しそうな仏像も、なすすべもなく放置されていたという。

 美術館のスタッフは、府側の専門家に仏像の修復方法について熱心に質問し、「日本の技術や原材料を必要としている。ぜひ日本の専門家のもとで学びたい」と話したという。

 府によると、同様の日本コレクションは、大英博物館(イギリス)で約3万点、メトロポリタン美術館(アメリカ)で約1万6千点、ボストン美術館(同)で10万点超所蔵しているという。

 しかし、解体修理を行った仏像などはほぼ皆無とみられ、府産業労働総務課の是洞孝幸副課長は「国立ギメ東洋美術館では、どう補修すればいいか、技術もないし、情報も圧倒的に不足しているという印象を受けた。ほかの国でも同様の悩みを抱えているのでは。修復技術を海外に発信できる人材の需要は高いと考えている」と話す。

 府は、日本文化財保存修復国際センターの設置場所として、国から無償譲渡を受けた私のしごと館(精華町、木津川市)を候補の一つとしており、25年7月から専門家などを集めた協議会を開催。3月に協議会がまとめた構想案の概要では、行政や文化財修復にかかわる団体などでネットワークを構築し、人材育成や修復技術の研究、基金の創設、講習会の充実などに取り組むとしている。これらをもとに、府は5月中には構想をまとめる方針だ。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140501/wlf14050108040001-n1.htm

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