seoul-445901_640
(イメージです。)
1:2017/01/01(日) 15:41:44.07 ID:
2016年が暮れようとしている。後代に2016年の歴史を一行に縮約して書くとき、どう記せばいいだろうか。東亜(トンア)日報が選んだ2016年の10大国内ニュースを見れば、トップとなった崔順実(チェ・スンシル)の国政壟断から10位の粒子状物質までをまとめてみても、うれしいニュースは一つもない。2016年は混乱の一年と記録されるだろう。低迷している経済の回復など、我々の行き先を遮っていた様々な難題がすっきり解決されることを願っていたが、経済は不確実性の中にさらに陥り、南北対立はさらに深まり、全く予期しなかった地震などの自然災害が心配の種として浮上する一方で、これらの問題を解決すべき政治は、一寸先も見えないほど混迷している。

2016年は恥ずかしい一年と記録されるだろう。真実如何が完全に見分けがついていない状態とはいえ、崔順実スキャンダルは、韓国最高権力の無力さだけでなく、不道徳さまでが満天下に伝わり、中国ですら世界10大ニュースに盛り込まれたという。これまで何とか築き上げてきた大韓民国の国格が一瞬のうちに崩壊した。罪のない普通の大人たちも、子供たちの前で顔を上げられないほどだった。

2016年は厳しかった一年に記録されるだろう。輸出前線が崩壊し、企業構造調整などにより雇用は減り、生き残った人たちも給料封筒の厚さは昨年に及ばなかった。そのためか、年末の忘年会の様子が例年とは様変わりしている。飲み会の件数自体が減り、飲み会での酒の量は減り、カラオケにもなかなか行かない。2次会に行っても、コーヒー一杯ぐらいで済むし、自宅に帰る時は、タクシーななかなか乗らない。飲食店も泣きべそをかいている。多くの人たちが、このような不況は1997年以降初めてのことだと口をそろえている。

丙申年には、過去も120年前だった1896年の俄館播遷を始め、よくない出来事が多く起きたと宿命論的に語るが、誠に息苦しかった一年だったことに間違いない。年明けの様々な国の課題のうち、きちんと解決されたものはほとんどなく、これまで腫れていた膿ががいたるところから出た1年だった。ところが、「膿が出た」というのは、ある意味では幸いなことでもある。どうせ出るものなら、早めに出た方がいい。遅れた感じがしないでもないが、それでもわが政治や経済、社会の患部が明らかになったのは、何を治療すればいいかと診断することができ、それなら、解決方法もあるかもしれないからだ。

2016年は、「底を打った」一年になることを願う。株も、不動産もその成績が底を打ったなら、これからは持ち直すことしか残っていない。2016年は、これまでの下り坂傾向に決着をつけ、上り坂を上る転換点になることを願う。トインビーは歴史を「挑戦と応戦の原理」で説明した。挑戦に対する人間の応戦こそ、人間社会の文明や歴史を発展させる原動力だと説破した。これといった挑戦のなかった民族は、大きな発展もなかった。2016年に地球上に存在する国々の顔ぶれを見ても、頑張る国ほど大小の挑戦のなかった国などなかった。大韓民国も、1910年の日本帝国侵奪や韓国戦争という民族同士の戦いの廃墟から立ち上がった不屈の国に分類される。この20年間を見ても、1997年の通貨危機も、2008年のグローバル金融危機も我々は賢明に克服した。

現在現れている様々な国家的病理現象は、この50数年間の成長過程で累積されてきたものが多い。問題が爆発する前に治療できなかったことは残念だが、しかし、遅すぎたことでもない。2017年も、あれこれ国内外における不確実性も高く、厳しいだろうという予測が多いが、これほどのリスクは常に存在してきた。歴史は進行形だから、その年を直ちに評価するのは難しい。時間や歳月はただ流れていくが、歴史は過ぎ去ったからといって終わるものではなく、後で再評価される。今は混乱していて、恥ずかしくてつらかった歴史の瞬間でも、後で、新たな発展のきっかけになれば、その年は跳躍の足掛かりの年に、最終的には記録されるだろう。

2016年を、見捨てたい、忘れたい過去ではなく、悪くない思い出として記録できるかどうかは、2017年に我々がどうするかにかかっている。この50数年間休まず先ばかり見て走ってきたので、今は疲れがたまっている状態であり、それが気になるが、それでもここで止まるわけにはいかない。成長世代である50代や60代はまだまだやる気がみなぎっており、中心世代と言える30代や40代は野望があり、未来世代である20代に夢がある限り、大韓民国号は、2017年の青空に向かって、力強く飛翔することを信じる。

ソース:東亜日報日本語版[オピニオン]最悪の年
http://japanese.donga.com/List/3/all/27/815426/1