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1:2016/12/21(水) 09:20:59.87 ID:
記事入力 : 2016/12/21 08:20

 「韓国政府は(構造調整の過程で)ブランドパワーと資産価値が相対的に劣る現代商船に資金を支援し、競争力が優れた韓進海運には資金支援を中断するという混乱した政策を決定した。韓国政府が慌てて足を踏み外した格好だ」

 280年の歴史を持つ英国の海運専門紙ロイズリストはこのほど、韓国の海運業における構造調整をそう評した。今年内外で最大の激動期を迎えた産業は海運業だ。世界的な海運会社は不況でライバルが先に倒れるのを待つ「チキンゲーム」を展開し、来年の新たな海運同盟(船舶・路線を共有する業界連合)発足に向け、離合集散を繰り返した。うち韓国1位、世界7位の韓進海運は9月に法定管理(会社更生法適用に相当)に入り、事実上清算に向かっている。

 ロイズリストは20日、今年海運業に影響を与えた人物や企業を選ぶ「ロイズリスト・トップ100」で2位に「韓進海運・韓国産業銀行・韓国」をセットで選んだ。史上最大の海運会社破産となった韓進海運の法定管理入りとそれに伴う物流の混乱が世界の海運業に与えた影響がそれだけ大きいことを示している。

 ロイズリストは産業銀行など債権団が8月、韓進海運に対する資金支援を中断し、それに伴う物流混乱が生じたことについて、「政策的に高度に計画されたものではなかった。数年間続いた海運・造船業の不況にもかかわらず、政府がしっかり対応できなかった」と評した。また、結果的に海運業で順位が劣る現代商船のみを再建した点についても、「市場の論理に基づく対処ではなかった」と指摘した。

 ロイズリストは最近、政治的な混乱で韓国の海運業における構造調整が当面混迷するとの見通しを示した。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が辞任する可能性が高まり、新政権が発足するまで海運業の構造調整が遅々として進まない状況が続くとの見方だ。

 ロイズリストはまた、「韓国の造船・海運業の没落が韓国の経済成長モデルの没落を明らかに示している」と指摘。「韓国は伝統的に政府が大企業を支援する方式で貧しい国を世界的な産業国に変貌させたが、そうして育成した産業が慢性的な不況に苦しむと、韓国政府は突破口を見いだせずにいる」と分析した。

李性勲(イ・ソンフン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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