1:2016/12/16(金) 19:52:56.05 ID:
韓国政府の高官は15日、早ければ来年1月から、300万ウォン(約30万円)以上の旅行商品を利用して韓国を訪れる中国人観光客に対し、5年間何度でも訪問できる数次ビザ「韓流ビザ」(仮称)を発給すると明らかにした。中国人客の大半が安価なツアーで訪韓するという問題点を是正し、中国の富裕層を呼び込むためと説明している。

現在、中国人客のほとんどは韓国を訪れるたびにビザを申請する必要がある。韓流ビザは、中国人が現地の指定旅行会社で300万ウォン以上の旅行商品を購入し、これを証明する書類を提出すれば発給を受けられる。1回の訪問で30日まで滞在可能だ。

韓国政府が韓流ビザの発給を決めたのは、2014年に延べ1億人を突破し、20年には延べ2億人に達すると見込まれる中国の海外旅行者を呼び込むためだ。アジア諸国はもちろん、米国や欧州諸国までもが、年間100兆ウォン(約10兆円)以上を海外で消費する中国人客の誘致に全力を挙げている。

■韓流ビザ、20年までに最大100万人に発給

韓国観光産業の中国への依存度は次第に強まっている。今年予想される訪韓中国人客は800万人で、訪韓外国人客全体の半分に迫る。だがその多くはショッピング主体の安価なツアーで訪れるため、質的な変化が必要だとの批判が相次いでいる。

政府は、来年は30万人、20年までに最大100万人が韓流ビザの発給を受けると見込んでいる。政府関係者は韓流ビザについて「中国高所得層の観光客を対象にした高付加価値の旅行商品と、ビザの特典を絡めた初の事例」と説明。「中国の富裕層が韓国を訪れて財布を開けば、低迷する内需の回復にも大きく役立つ」と期待を寄せる。

今年1月から10月までに中国人客550万人を誘致した日本は、中国人に対するビザ発給要件を緩和して申請手続きも簡素化し、「観光立国」の推進を加速している。家電製品や衣類だけでなく化粧品、日用品まで、消費税免税対象も拡大した。

昨年、793万人と最も多くの中国人客を誘致したタイは、安すぎるツアー商品を厳しく取り締まり、観光の高級化を進めている。中国人客を対象に、6カ月有効な数次ビザも発給した。また、フランスは中国人客500万人誘致を目標に税金の還付手続きを簡素化した。

■高付加価値の旅行商品開発を加速
 
韓国政府は韓流ビザの発給を機に、高付加価値の旅行商品開発に拍車をかける方針だ。韓国観光公社と連携し、美容や健康診断などの医療サービス、文化・芸術公演の観覧、映画祭出席などを目玉にした「プレミアム商品」を50種類余り準備し、最終選定を控えている。

中国の習近平国家主席が訪問したソウル・城北の韓国家具博物館を中心に、地域の名所やおいしい店を回るツアーは、1人当たり560万ウォン(約56万円)だ。テーマパークとスキー場を訪れ、最高級の韓定食(コース料理)とNソウルタワーでのディナーを楽しむ1人450万ウォン(約45万円)のファミリー向けツアー、有名総合病院での健康診断を組み込んだ1人900万ウォン(約90万円)のツアーもお目見えした。

韓国文化観光研究院の金相兌(キム・サンテ)観光政策研究室長は「不法滞在者の問題などがあるため、今すぐ中国人へのビザ制度をなくすことはできないが、長期的には観光の振興に向け、ビザ発給要件を競争国よりもさらに緩和する必要がある」と話している。
 
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版  チェ・ソンジン記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/12/16/2016121600817.html
 
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