1:2016/12/04(日) 22:43:05.95 ID:
 【ソウル=桜井紀雄】
 
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣問題をめぐり、野党側は与党との協議を拒み続けている。最大規模となった3日のデモが示した「民心」は、弾劾による退陣だけを求めているとみるためだ。


 激しい抗議の矛先は野党側にも向かい始め、国政の混乱から抜け出すための冷静な議論さえ封じ込めつつあるようだ。

 「100回でも反省と謝罪をし、国民に許しをこう」。与党「セヌリ党」は4日、ソウルで主催者側が170万人、警察が32万人が参加したと推計する3日の大規模集会を受け、こう謝罪するコメントを出した。

 ソウルのセヌリ党本部にもデモ隊が押し寄せ、卵などが投げ付けられた。与党議員の地方事務所に抗議に押しかけた参加者もいた。

 過激な抗議行動はインターネットでも展開され、大統領府のウェブサイトが3日夜、一時接続しづらくなった。集会の主催団体がアクセスを集中させるサイバー攻撃を呼びかけた影響とみられ、大統領府は「攻撃は法律違反になる」との警告文を掲載した。

 攻撃にさらされたのは与党や大統領府だけではない。3日の集会に参加した第2野党「国民の党」幹部らには「なぜ来た!」といった非難がぶつけられた。

 野党3党が当初目指した2日の弾劾採決に対し、国民の党の朴智元(パク・チウォン)非常対策委員長は、与党内で朴氏と距離を置く非朴派が賛成しないとして9日の採決を要請。これに対し、「なぜ弾劾をためらうのか」といった批判が殺到し、朴委員長は謝罪に追い込まれた。

 聯合ニュースによると、朴委員長の携帯電話にも約2万件に上る抗議メールが送られ、電話番号の変更を余儀なくされたという。

 弾劾訴追案の9日採決を前に、最大野党「共に民主党」が3日朝までの弾劾案の国会提出にこだわったのも、3日夜のデモに間に合わせなければ、バッシングに遭うことを懸念したためだと指摘されている。

 そのために、与党非朴派が弾劾案に賛成するという確信がないまま、採決に突き進む結果となった。

 共に民主党の奇東旻(キ・ドンミン)報道官は「弾劾案を可決できなければ、大統領とともに退場させられるのは、与党も野党も同じだ」と記者団に危機感を吐露した。

 議員らへの個人攻撃が続く状況について、朴氏の早期退陣を求める国民の動きに「逆効果になる」と指摘する声も上がっている。

http://www.sankei.com/world/news/161204/wor1612040043-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/161204/wor1612040043-n2.html
 
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 朴槿恵大統領の退陣を求め、首都の大通りを埋め尽くした市民ら=3日、ソウル(AP)