1:2016/12/04(日) 08:13:32.11 ID:
 朴槿恵(パク・クネ)政権は、産経新聞と筆者に何をしたかったのだろうか。考え込んでしまった。

 韓国で2日、大統領府(青瓦台)の金英漢(キム・ヨンハン)民情首席秘書官(当時)が在職中に記録したメモとされるものが公開された。

 相当な分量があるが、このうち“大統領名誉毀損(きそん)問題”が本格化した2014(平成26)年8月7日から10月6日までの内容には、産経新聞とソウル支局長だった筆者へのあからさまな敵意が表れている。

 産経を「懲らしめてやる」と決意を示し「警察、国家情報院をチーム構成するように」と記載。韓国警察には情報機関である国家情報院の指揮下に入って特定の対象者を監視するチームがある。

 当時、青瓦台は「産経・加藤」を懲らしめるのと同時に謝罪とコラムの取り消し、削除を要求し、圧力を強めていた。「チーム構成」の記載と、嫌がらせや圧力が強化された時期は一致している。

 大統領府の報道官が非難声明を出し、韓国メディアが同調してここぞとばかりにたたく。韓国の右翼団体が筆者を告発したかと思えば検察は出国を禁じた上、出頭せよという。

 メモは金秘書官自身の検討内容なのか、朴槿恵大統領ら上司からの指示なのか判然としないところも多い。ただし全体としては政権の意思がはっきりと伝わってくる。国家権力を総動員して産経・加藤をたたきつぶす-。何より、メモを見ながらあの夏のできごとを振り返ると、おおむね平仄(ひょうそく)が合うのである。

×  ×  ×

 韓国政府が筆者を「法的責任を徹底的に追及する」と公言したころ、事態対処で本社から派遣された上司が、こんな体験をした。

 上司は仕事の関係者とソウルのロッテホテルで会った後、支局が入るビルまでタクシーに乗った。敷地内には複数のタクシーが待機していた。ホテルの配車係の案内に従ってそのうちの1台に乗り、後部座席に座った瞬間、運転手がいきなり日本語で「産経新聞悪いね。支局長も悪いよ」と口を開いた。

 上司の面会相手が目的地としてソウル支局が入る建物を伝えてはいたが、運転手は乗客が産経新聞の関係者だと知りようもない。偶然にしてはでき過ぎで上司は寒けを感じたが、弱みを見せられないと気を取り直し、ルームミラー越しに運転手をにらみ返した。

 翌日の8月15日。打ち合わせを終えた上司が夜、ロッテとは別のホテルの自室に戻った。カードキーでドアを開けて室内に入ったところ、ドアが枠に引っかかって閉まらない。確かめると、内側のツマミに連動して動く金属製ロック部分のツメが破壊され、ドアの中に引っ込まないようになっていた。

 筆者は当時、たまりかねた上司がその場からかけてきた電話を受けた。その時はっきりと、韓国の政権が「産経・加藤」を潰すための「心理戦」を仕掛けてきているのだと理解した。

×  ×  ×

 8月20日の2回目の事情聴取の後、心理戦を仕掛けられた上司と同僚、支局のメンバーらで在韓日本大使館を訪問した。対応してくれた幹部は冒頭こう切り出した。

 「シビアな状況になっています。ここ(韓国)では、重要な情報伝達に電話、ファクス、メールなど、一般の通信手段はお使いにならないほうがよいかもしれません。本館でも相当に気をつけています」

 われわれは既にそうした話には耐性ができていたが、それでも真顔になった。大使館を辞去し、外に出て歩き始めると同時に、歩調を合わせながら動き出した男たちが目に入ったのを覚えている。

http://www.sankei.com/premium/news/161204/prm1612040030-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/161204/prm1612040030-n2.html
http://www.sankei.com/premium/news/161204/prm1612040030-n3.html


韓国の朴槿恵大統領(聯合=共同)
 
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=管理人補足=

ソース元記事体タイトル;
【加藤達也の虎穴に入らずんば】秘書官メモ「懲らしめてやる」 韓国政権が仕掛けた「産経・加藤」つぶしの“心理戦”
毎月第1日曜日に掲載です。