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1:2016/11/30(水) 20:46:57.30 ID:
習近平中国国家主席の「中国夢」は米国を超え世界最強の座を奪還することだ。自然に各分野で米国を追い越すために刻苦の努力を傾ける。そのうちのひとつが人民元の米ドルキャッチアップだ。10月に人民元は国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)バスケット通貨となり円とポンドを抜きドルとユーロに続く世界で3番目の主要通貨になった。人民元が世界1位の基軸通貨であるドルを代替できるだろうか。

人民服姿の毛沢東の肖像画が描かれた人民元は10年前だけでも「国際通貨」としてのイメージとは距離が遠いように思えた。しかし2008年のニューヨーク発の金融危機以降に状況が急激に変わった。欧州にまで広がった財政危機が人民元を世界の辺境から中心に引き出したのだ。

◇速くなる人民元国際化のタイムテーブル

中国の「人民元国際化」の野心が明確に現われたのは2009年3月だった。当時の周小川中国人民銀行総裁がドルの代わりにSDRを基軸通貨として使おうと主張してだ。その後中国は人民元の国際化条件を備えるためにめまぐるしい旅程を走ってきた。

民間シンクタンクは中国の第13次経済・社会発展5カ年計画が終わる2020年には人民元が「準備通貨」(対外支払いのために保有する通貨)としての資格を備え、さらに5年後の2025年までにアジア地域の公用通貨に浮上するとみている。2013年に当時中国人民銀行通貨政策委員だった陳雨露(現人民銀行副総裁)は30年以内に人民元が基軸通貨としてドルを代替すると予想したりもした。

最近では著名経済学者である成思危元中国全国人民代表大会副委員長が、人民元が準備通貨の地位を確保する時期として2023年を提示した。そしてこのための先決条件である為替相場自由化は1人当たり国内総生産(GDP)が1万5000ドルに達する時に実施することを主張した。

◇充足される人民元国際化条件

人民元が基軸通貨に上るにはまず国際通貨としての条件を満たさなければならない。IMFはそうした国際通貨の条件として、大きく国際的使用度(準備通貨、資本・貿易取引、外国為替市場)と経済力(経済規模、貿易ネットワーク、投資適格性、資本取引開放性、量的金融深化)を挙げる。中国は2009年以降こうした条件を備えるために内外の環境作りに全力を挙げている。

国内の環境作りに向けた最初の努力が人民元の貿易決済許容だ。2009年以前には既存の国際通貨であるドル、円、ユーロ、ポンドだけで取引したため企業は両替手数料を払わなければならなかった。だが2012年3月から中国国内すべての企業は人民元を貿易決済に使用できるようになった。その結果2015年だけで中国の全貿易額の29.4%が人民元で決済されるに至った。

2番目は中国国内の資本市場開放拡大だ。2014年11月に滬港通(上海と香港の証券市場間交差取引)を実施し、深港通(深センと香港の証券市場間交差取引)が近く施行される計画だ。2013年7月には貸出金利を、2015年10月には預金金利まで自由化した。

3番目は最も遅れている分野に挙げられる為替相場の自由化だ。管理変動為替相場制を守っている中国はこれまで1日の変動幅を拡大し、為替相場決定方式を市場化するなど着実に前進してきた。また、上海外国為替市場ではドルやユーロのほかにも南アフリカ・ランド、マレーシア・リンギット、ロシア・ルーブルなど11種類の通貨が人民元と直接取引されている。

人民元国際化に向けた海外環境作りのうち最初は2008年に始めた人民元通貨スワップの持続的拡大だ。通貨スワップは通貨危機防止のために外国の中央銀行と締結する自国通貨交換協定だ。これは人民元の安定性を相手国が認めるという意味を持つ。約3兆2000億ドルと世界1位の外貨準備高保有国の中国は2015年末現在の33カ国・地域と3兆3100億元に達する通貨スワップ契約を締結している。

2番目は人民元域外ハブ構築だ。9月現在で韓国をはじめ英国、ドイツ、フランス、スイス、米国、カナダ、ロシアなど21カ国に人民元清算決済銀行を設置するなど、人民元の域外ハブ構築に努めている。

http://japanese.joins.com/article/053/223053.html

>>2以降に続く)