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(イメージです。)

 
1:2016/11/30(水) 17:52:03.94 ID:
 朴槿恵大統領はなぜ、29日に事実上の「辞意表明」をしたのか。野党は30日にも朴氏への弾劾訴追案を発議する姿勢をみせ、与党の主流派からも退陣を求める声が上がっていた。朴氏が主導権を発揮しうる「最後の一日」だったといえる。

 「100回でも謝罪を申し上げることが当然の道理だと考えています」

 3度目となる29日の国民向け談話は世論の予想を裏切るものだった。軽く一礼し、無表情のままマイクの前で語り始めた朴氏が「大統領職の任期短縮を含む進退問題を国会の決定に委ねる」と口にしたからだ。

 「弾劾になっても政権にしがみつく」。これが大方の世論の見方だった。

 朴氏を「辞意」に追い詰めた最大の力は「民心」だった。退陣を求める大規模集会は毎週末に行われ、26日には全国で主催者側が190万人、警察が32万人と推計する国民が参加。大統領府は「大統領は厳粛に受け止めている」とし、朴氏も談話で「夜通し悩み続けた」と述べた。

 だが、デモ参加者の多くはベビーカーを押す親子連れや受験を終えた高校生たち。政治運動と無縁だった人々がとっくに朴氏に「ノー」を突き付けていた。

 野党は最短で30日の弾劾訴追案の国会発議に向けた準備を進めていた。28日には与党、セヌリ党の主流派からも「名誉ある退陣」を求める声が朴氏に伝えられた。中には朴氏を支えてきた重鎮も含まれていた。

 一方で、この日の談話では疑惑に絡み、「いかなる個人的利益も得ていない」と述べ、朴氏が「共謀」したとみなす検察の捜査への反発心もにじませた。

 「与野党が論議して国政の混乱と空白を最小化し、安定して政権を移譲できる案を作ってくれれば」。その言葉からは、やみくもに退陣要求を叫び、責任を取ろうとしない野党などへの皮肉も垣間見える。

 混乱を逆手に取るように、改憲が必要な大統領任期の短縮にも言及し、政界がロードマップを用意すればやめてやる-と開き直ってみせたともいえる。

 「私は全てのことを手放しました。一日も早く韓国が混乱から抜け出すことを願うばかりです」との最後の一言からは、自身が招いた疑惑に対し、本気で責任を取る固い決意は読み取れず、ひとごとのような空虚さが残った。
 
(ソウル 桜井紀雄)

 
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161130/frn1611301130003-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161130/frn1611301130003-n2.htm