1:2016/11/29(火) 12:30:51.83 ID:
今月24日午後、鉄工所が集中するソウル市永登浦区文来洞の路地では、100メートルほど歩いただけでシャッターを下ろした業者が10カ所以上あった。大きな文字で「賃貸」という表示が張られた場所も目立った。

文来洞は部品、金型、熱処理メーカーが2400社集まった地域で、一時は設計図さえ渡せば、あらゆる部品を作ることができるとまで言われたが、今は閑散としている。

溶接業者を経営するPさん(51)は「10年前まではボルトやナットの加工で月に数百万ウォンを稼ぐことができたが、最近は倒産するところが増えている」と話した。

韓国製造業を下支えしてきた末端中小企業30万社が今、崩壊しつつある。一般に従業員数が10人に満たない零細企業で、機械部品、金属加工、縫製、印刷など韓国製造業の下請け構造の末端に位置する。

韓国の製造業全体の被雇用者数(約392万人)の4分の1を零細企業が占めるとされる。数年来の景気低迷はそうした零細企業を襲っている。

現地で出会った経営者は「周辺には30年以上事業を営んできたプライドから廃業こそ思いとどまっているが、注文が全くない企業があちこちにある」と語った。

■めっき・金型…、末端中小企業の崩壊

首都圏の代表的な工業地区である半月、始華、南洞の各工業団地では最近1年間に3万人が職場を去った。3-4年続く不況に耐えられず、零細中小企業が従業員を削減したためだ。

京畿道安山市の半月工業団地では、交差点に「土地5000坪と建物一括売却」といった横断幕があちこちに見られた。同団地には従業員数10人未満、年商10億ウォン未満の零細めっき業者が約200社ある。

ここで亜鉛めっき業者を15年間営むKさん(60)は「自動車部品メーカーからの受注が減少し、先月に従業員7人のうち3人を解雇した。財産を全て処分して運転資金に充て、借金しか残っていない」と話した。

別のめっき業者の経営者Pさん(61)は「毎月400万ウォンの賃貸料も稼げず、工場を閉鎖するかどうか悩んでいる」と漏らした。

始華工業団地で出会った金属加工業者のYさん(59)は「5人いた従業員を2人に減らし、自宅と工場を担保に5億ウォンを超える融資を受けた。毎日が苦しい」と話した。

6000社以上の印刷業者が集中するソウル市中区の忠武路一帯も内需不況の直撃を受けている。地下鉄忠武路駅近くの印刷所通りでは、40カ所余りある印刷工場のうち20カ所以上で印刷機が止まっていた。

ドンホコミュニケーッションのキム・ユンジョン代表は「以前は印刷物を運ぶバイクで歩行者が通りにくいほどだったが、今はがらんとしている」と話す。

■来年は連鎖倒産も

中小企業経営者は「資金力がない零細企業は既に限界に達している」と指摘した。中小企業中央会が中小企業300社を対象に調査した結果、28.7%が「現在の経済状況は通貨危機、金融危機に準じる危機的状況だ」と答えた。

実際に仁川市の南洞工業団地に進出した従業員50人未満の中小企業の稼働率は正常水準(80%)に満たない62%にとどまっている。

問題は来年にかけ状況がさらに悪化するとみられる点だ。中小企業研究院のキム・セジョン院長は「来年は国政の混乱継続と米国の保護主義台頭、米中貿易摩擦など不安要因が山積している。

大企業、中小企業問わず製造業の基盤が没落する最悪のシナリオが懸念される」と分析した。
 
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 成好哲(ソン・ホチョル)記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/11/29/2016112900562.html