1:2016/11/26(土) 20:29:05.89 ID:

朴氏は“伝家の宝刀”の戒厳令に踏み切るか(ロイター)

退陣要求デモはさらに拡大しそうだ=12日、ソウル(大西正純撮影)

 韓国で吹き荒れる朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣要求デモ。最新の支持率が4%に下落し、26日には全国で200万人が参加するとの報道もあるなか、デモの裏には金正恩(キム・ジョンウン)氏率いる北朝鮮の影が浮上、韓国当局も北が扇動を強化しているとの認識を示す。

 国会で朴氏の弾劾訴追案が早ければ12月2日にも採決される見込みだが、デモが暴動に発展した場合、朴氏が戒厳令を出す可能性もあり、緊迫度が高まっている。

 朝鮮日報(電子版)によると、韓国ギャラップが25日に発表した世論調査で、朴氏の支持率は前週の5%から4%に低下し、史上最低を更新。不支持率は3ポイント上昇の93%にも上った。

 そんな中、朴氏の退陣を求めて毎週土曜日に開かれている大規模集会が開かれる。主催者側によると、19日にはソウルで推計60万人、地方で同35万人、警察によればソウルで同17万人、地方で同7万人が参加した。

 デモの参加者の多くはロウソクを持ち、プラカードには朴氏の辞任を求める言葉が記されている。「ハヤ(下野)、ハヤ、ハヤ」と連呼する「これが国か」という歌を歌う光景も見られた。

 デモに「北朝鮮の影」を感じるという拓殖大学の荒木和博教授は言う。

 「韓国でデモをやると、たいていむちゃくちゃになる。自然発生的に起きれば何か大きなトラブルが起きるが、今回は起きていない。ロウソクやプラカードがたくさんそろっており、ものすごく組織化されている。デモを指導している中に、コントロールができる者がいないとあり得ない」

 その司令塔が、北朝鮮に近い勢力だと荒木氏はみる。北にとっては、武力で朝鮮半島の「赤化統一」を果たすのが今も変わらない目標だ。そのために、韓国国内で工作をして情勢を混乱させ、韓国国民が北朝鮮に「助けてくれ」といって、戦争を始めるというのが根本方針なのだという。

 今回と似ているのが、2008年の騒ぎだ。米国産輸入牛肉をめぐり、テレビ番組をきっかけに「韓国人は遺伝的に牛海綿状脳症(BSE)にかかりやすい」との虚偽情報がネットで拡散。10万人規模のデモが起き、70%台だった政権支持率は10%台まで急落した。

 報道で火がつき、デモに発展して支持率が落ちる-。今回の疑惑と同じ経過をたどっている。参加者の多くがロウソクを持ってデモに参加している点も共通している。

 08年当時の大統領は李明博(イ・ミョンバク)氏だった。金大中(キム・デジュン)氏、盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏と2代続けて北朝鮮に近かった政権が終わり、保守の李政権が誕生したタイミングでの騒動だった。

 北朝鮮の動きも活発化している。聯合ニュースによると、韓国統一部は22日、「最近の北の対南宣伝・扇動攻勢」という資料を出し、「韓国内部の情勢が自分たちに有利に展開していると判断し、今後の大統領選まで意識して韓国内部に反政府世論を拡散させている」と批判した。

 記事では、北朝鮮工作員に暗号で指令を出す「乱数放送」が今年6月に再開、今月20日までに計14回実施されたと統一部が指摘したことも紹介。同部は「過去に派遣した工作員に活動再開を指示する内容である可能性もあり、関連動向を注視している」と説明したというのだ。

 北朝鮮の国営メディア、朝鮮中央通信は15日の論評で、「『非常事態』と『非常時局』をけん伝しながら『安保危機』を口実にして最悪の統治危機を免れようとするのは、逆徒が父から受け継いだ天賦的気質である」と朴氏を批判し、こう続けている。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161126/frn1611261000001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161126/frn1611261000001-n2.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161126/frn1611261000001-n3.htm

>>2以降に続く)