1:2016/11/02(水) 00:49:25.12 ID:
66669d1d.jpg
米IDC社調べ、7-9月期タブレット出荷台数

 米調査会社IDCが発表した2016年7-9月期のタブレット端末の世界出荷台数調査によると、大画面スマートフォンの需要拡大のあおりを受けて、出荷台数が減り続けるタブレット端末の実態が伝わってくる。特に韓国サムスン電子は落ち込みが激しく、問題点は「発火スマホ」だけではないことがわかる。

 IDC社の7-9月期の発表内容は表にまとめた通りだが、オリジナルタブレットを発売したときだけ上位に躍進する米アマゾンが大きく販売台数を伸ばし、いきなり3位に浮上した。その逆に最も落ち込みが激しいのはサムスンで2割近く減らした。「iPad」を販売するアップルの落ち込み幅の3倍だから深刻だ。

 ところがサムスンの落ち込みは今回だけではない。最近の市場全体、アップル、サムスンの前年比増減率をIDC調査結果で追ってみると、

[4-6月期]全体=12.3%減 アップル=9.2%減 サムスン=24.5%減

[1-3月期]全体=14.7%減 アップル=18.8%減 サムスン=28.1%減

[2015年10-12月期]全体=13.7%減 アップル=24.8%減 サムスン18.1%減

 アップルもサムスンも大幅減が続いているが、アップルが減少率を縮小してきているのに比べ、サムスンは4四半期続けて2けたの減少となっており、減少率の規模は小さくならない。

 大画面スマホの市場拡大により、中小型を中心とするタブレット端末が競合してシェアを減らしている。この傾向は今後もしばらくは続きそうだ。

 大画面スマホの最大手メーカーが他ならぬ「ギャラクシーノート」シリーズを販売するサムスンとはいかにも皮肉な話だが、「ノート7」の販売中止により、サムスンは二重三重に打撃を受けることになる。タブレットや他のIT機器の販売縮小分まで含めると、サムスンの損害額は報じられている規模をさらに上回ることは必至だ。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/161101/bsj1611012010006-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/161101/bsj1611012010006-n2.htm