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:2016/10/31(月) 08:35:22.30 ID:
中小企業は景気悲観

 韓国の大企業と中小企業が同時に低迷し、産業界全体に危機が広がっている。企業情報分析業者の財閥ドットコムが30日、韓国の売上高上位30社の今年1-9月の業績を分析した結果、半数の15社で前年同期に比べ減収、13社で営業利益が減少した。

 特に電子、自動車、鉄鋼、石油精製など代表的な輸出主力企業の不振が目立った。売上高ではSKイノベーション(22%減)、SKハイニックス(18%減)、ポスコ(14%減)、LGディスプレー(11%減)などで10%以上の減収を記録。サムスン電子と現代自動車は小幅増収だったが、営業利益はそれぞれ1.2%、13.8%減少した。このため、30社の売上高は全体で6.4%減の644兆ウォン(約59兆円)に後退した。

 中小企業も景気の先行きを悲観している。中小企業中央会が中小企業3150社を対象に実施した11月の景気見通し調査によると、業況見通し健康度指数(SBHI)は86.1で、前月を5.5ポイント下回った。同指数は基準値の100を下回ると、景気悪化を予想する企業が景気改善を予想する企業よりも多いことを示す。

 延世大のキム・ジョンシク教授は「さらに大きな問題はこうした危機状況を克服するリーダーシップが政府にも企業にも見られない点だ」と指摘した。

李性勲(イ・ソンフン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/31/2016103100541.html


韓国製造業、世界貿易低迷で2年連続減収

 韓国銀行(中央銀行)が30日発表した「2015年企業経営分析」と題する報告書によると、昨年の韓国の製造業13万748社の売上高は前年比で3%減少し、2014年(1.6%減)に続き2年連続のマイナスとなった。韓国経済をけん引してきた製造業の成長にブレーキがかかった格好だ。

 製造業のうち、石油・化学、金属製品がそれぞれ15.2%減、6.8%減と大きく落ち込んだ。世界貿易の低迷で輸出が減少したことに加え、原油価格など原材料価格の下落で製品単価が下がったためだ。

 韓銀はまた、非製造業44万4103社についても調査した。非製造業の昨年の売上高は3.4%伸びた。うち不動産・リース業者は23.2%の増収。建設業者も5.5%の増収だった。低金利で不動産に資金が流れたことに加え、政府が不動産市場を中心に景気浮揚策を取った結果だ。

 売り上げが低迷していても利益は増えた。昨年の企業全体の売上高に占める営業利益の割合は4.7%で、前年を0.7ポイント上回った。製造業の営業利益率も5.1%となり、前年を0.9ポイント上回った。成長性は低下したが、収益性は改善するという典型的な「不況型黒字」だ。韓銀関係者は「企業が積極的に経営活動を行ったのではなく、内外の先行きが不透明な状況を考慮し、守りの経営を行った影響が大きかった」と分析した。

金正薫(キム・ジョンフン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/31/2016103100543.html