1:2016/10/23(日) 17:30:19.36 ID:
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韓国国民の支持も朴大統領から急速に離れている (共同)

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持率が26%に下落し、就任以来過去最低となった。すでに朴氏を見放したかのように「経済だけはちゃんとやれ」と批判を行う韓国紙もある。レームダック(死に体)と呼ばれて久しい朴政権。国内の不満を外にぶつけようにも打つ手はなく、「学級崩壊状態だ」との見方も浮上している。

 調査は11~13日に全国の成人1000人余りを対象に行われた。大統領支持率は、就任後最低タイだった前週の29%からさらに下落。逆に不支持率は59%で、前週から2ポイント増えた。

 不支持の理由は「意思疎通の不足」(15%)や「経済政策」(14%)、「独善・独断的」(7%)などが目立った。政権運営に対する不満のほか、経済の先行きへの不安が支持を下げていることがうかがえる。

 保守派とされる韓国紙の論評も手厳しい。中央日報(電子版)は社説で、「(朴氏は)偏った人事、硬直した政策、一方的な疎通を反省したり改善しようとする努力をしなかった」と批判。疑惑が報じられた側近を朴氏がかばったという評判があることに言及し、「国民は大統領のトレードマークである『原則と信頼』を疑い始めた」と指摘した。

 朝鮮日報(同)も社説で、「大統領の一方通行的な『マイウェイ』を行く姿勢は変わらない。外部の言葉には耳を傾けないと決心しているかのようだし、内部でも誰も苦言を呈しない」として、次のように締めくくった。

 「『今さら国政のやり方を変えろとは言わないから、残りの任期中くらいは経済で最善を尽くし、ちゃんとやってほしい』というのが国民の本音だろう」

 内政で支持率を落とした形の朴政権。国外に不満をそらすのが常道だが、そう簡単にはいきそうもないというのだ。

 拓殖大学の荒木和博教授は「最初は日本との関係をよくしようとして、支持率が落ちて最後に反日に走るという大統領が多かったが、朴氏は最初から反日だった。ここで反日カードを切ってもにっちもさっちもいかないだろう」と語る。

 北朝鮮はどうか。「仮に金正恩(キム・ジョンウン)政権が倒れるようなことになったら、朴大統領の存在感も上がるかもしれないが、北朝鮮に対して持っているカードはなく、何もできないだろう」と荒木氏は語り、今の韓国をこう表現した。「コントロールが利かなくなって、国全体が学級崩壊状態になるのではないか」

 1年余りの任期を残し、朴政権はすでに断末魔の叫びを上げているのかもしれない。
 
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161023/frn1610231000001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161023/frn1610231000001-n2.htm