1:2016/10/12(水) 12:31:14.80 ID:
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韓国の朴槿恵大統領(左)と会談する経団連の榊原定征会長=10日、ソウルの青瓦台(青瓦台提供・共同)

 経団連の榊原定征会長は11日の記者会見で、10日にソウルで韓国の周亨煥(チュ・ヒョンファン)産業通商資源相と会談した際、韓国が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への「参画を近く正式に決める」との発言があったことを明らかにした。韓国の担当閣僚が参加決定の方針を示したのは初めて。

 榊原氏によると、周氏は韓国の参加にあたっては「日本の経済界や政府の協力をお願いしたい」と要請した。榊原氏は「明快に発言され、突然のことに正直驚いた」と感想を述べた。

 韓国はこれまで、各国と個別に自由貿易協定を結ぶことに重点を置いてきたほか、朴槿恵大統領は中国との経済関係を重視する政策をとってきた。このため、TPP交渉とは距離を置いていた。しかし、昨年10月に日米などが交渉で大筋合意に達すると「乗り遅れた」との批判が韓国内で拡大し、参加に方針転換したとされる。また、中国経済の成長の鈍化とともに韓国の輸出が減り、韓国経済の低迷につながっていた。

 榊原氏は周氏との会談の前に朴大統領と1年5カ月ぶりに会談、両国の貿易拡大に向けて広域経済連携の促進が欠かせないとの認識で一致した。
 
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20161012/ecn1610121150009-n1.htm