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:2014/04/17(木)18:54:12 ID:
韓国で16日に起きた旅客船沈没事故で300人近い行方不明者の捜索が続く中、大型船がなぜこれほど早くに沈没し、多くの乗客が船内に閉じ込められたのか疑問の声が挙がっている。

複数の専門家によると、船は外部からの衝撃などによる損傷に耐えられるように設計されているが、絶対に安全というわけではない。水が一定数の区画に入り込めば、大型船であっても一気に沈むという。

事故を起こした「セウォル号」(6825トン)は全長145メートル、幅22メートル。乗客定員は921人で、車両180台、標準貨物コンテナ152個を同時に積載できる。定員が比較的多いため、修学旅行生など団体旅行客に利用されていた。

国立アテネ工科大学・船舶設計研究室の責任者アポストロス・パパニコラウ氏によると、セウォル号のような大型船は甲板より下にある約15の区画のうち2つまで浸水しても持ちこたえられるように設計されており、この限界を超えると沈没する。

ただし、これは防水扉がすべて閉められていると仮定したもので、実際には乗員が船内を動き回れるように扉が開いたままになっている場合が多いという。パパニコラウ氏は「事故の時は乗員がびっくりして扉を閉める時間がないこともある」と語った。

20年前に建造されたセウォル号は、清海鎮海運が韓国本土と3つの離島間で稼働している4隻の旅客船の1つで、仁川―済州島の航路(約425キロ)を週2便運航している。

船舶の安定性に詳しいロンドン在住の専門家は、事故調査チーム入りを要請されたとして匿名を条件に、「船は基本的に隔壁で区切られた泡だ。今回の事故も同様のケースとみられるが、浸水が激しければ船はあっという間に転覆する」と話した。

また、「沈没までの時間を長引かせる新しい船舶設計と重量配分に関する研究が進んでいるが、船の基本的な設計は過去100年間、ほとんど変わっていない」と述べた。

パパニコラウ氏によると、上部甲板の広い開口部にまで水が達すると船はすぐに転覆する。「船が急に傾き、多くの人が船内に閉じ込められて逃げられなくなる。その場合、残念ながら死者が多数に上ることになる」と同氏は語った。

ソース:WSJ
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304126604579506811198380026.html?mod=WSJJP_hpp_LEFTTopStoriesFirst