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:2016/09/25(日) 21:35:05.48 ID:
国際通貨基金(IMF)は10月1日付で加盟国(189カ国)に配分する仮想通貨「特別引き出し権(SDR)」に中国の通貨、人民元を加える。経済規模で世界2位となり、貿易量と取引の自由度が一定水準に達したことで、ドルや円などに続く5番目の国際決済通貨としての「お墨付き」を得る。

 SDRはIMF加盟国に出資額に応じて配られ、通貨危機に陥った国は外貨と交換できる。IMFは、元の信用力向上を目指す中国の要請を受け入れ、昨年11月にSDRへの採用を決めた。

 新たなSDRの構成比率で元は10.92%を占め、ドル(41.73%)とユーロ(30.93%)に次ぐ3位。円(8.33%)と英ポンド(8.09%)を上回る。10月1日はちょうど中国の建国記念日「国慶節」で、習近平政権は国威発揚につなげるとみられる。

 ただSDRへの組み入れにより、元の流通が国際的に急拡大することはなさそうだ。バーナンキ前米連邦準備制度理事会(FRB)議長は中国経済や国際金融への影響は小さく、「象徴的な出来事」にとどまるとの見方を示している。
 
【ワシントン時事】(2016/09/25-15:45)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092500069&g=int