1:2016/09/22(木) 01:27:00.31 ID:
 韓国の年間未払い賃金額が年間1兆ウォン(約910億円)超に上ることが、雇用労働部(省に相当)のまとめでわかった。韓国・聯合ニュースが報じた。年度別でやや差はあるものの2009年以降、毎年1兆ウォンを超える規模の未払い賃金が生じており、14年の数字で比較した場合、金額・人数とも日本のほぼ10倍近い数字になっているという。日本でも「ブラック企業」の問題が取り沙汰されているが、そのさらに斜め上を行く“暗黒企業”っぷりである。悪質な経営者の身柄を拘束するなど、雇用労働部は取り締まりを強化しているが、市民からは「世界最大の賃金未払い国…まさにヘル朝鮮の名に恥じない…」と嘆く声が上がっている。

帰省シーズン前に、集中取り締まり

 雇用労働部は旧盆の帰省シーズンにあたる中秋節(秋夕)に向け、8月31日から9月13日までの間を「未払い賃金清算集中指導期間」とし、勤労監督官が非常勤務体制で取り締まりを行った。その結果、9月6日には大邱に本社を置く素材メーカーの経営者、李某氏(59)の身柄を拘束した。李氏は今年3月以降、経営悪化を理由に31人の給与や退職金、6億7000万ウォン(約6100万円)を支払わないまま、6月に不渡りを出して以降、行方をくらませていたという。

 また9月10日には、水原市の広告会社社長、朴某氏(46)を労働基準法違反の疑いで拘束した。朴氏は109人の給与、2億5000万ウォン(約2300万円)を支払わずに逃走していたという。

 これらは、あくまで氷山の一角にすぎない。

 聯合ニュースによると、54人の賃金7億4000万ウォン(約6700万円)を支払わなかったとして、今年6月に身柄を拘束されたメーカー会長のイ某氏(69)は、高級マンションや外車を所有し、住宅も新築するなど派手な生活をしていたという。

 また7月には、50人余りの賃金2億8000万ウォン(約2500万円)を支払わないまま、取引代金1億8000万ウォンのうち1億4000万ウォン(約1300万円)を横領し、個人的な負債を完済した容疑で、造船協力会社のキム某氏(43)が拘束された。

 このほか8月には会社資産の大半を横領した後、逃走。2億7000万ウォン(約2500万円)で別の会社を買収し、息子の名前で経営していたイ某氏(56)が拘束された。従業員への未払い賃金は8億9000万ウォン(約8000万円)に達したという。いずれも見事なまでの悪徳経営者である。

日本の10倍、世界最悪レベルの未払い国家

 雇用労働部によると、2014年の1年間で、賃金未払いの被害にあった労働者数は29万2558人にのぼり、被害総額は約1兆3000億ウォン(約1200億円)に達したという。

 聯合ニュースはその上で、14年で比較した場合、日本で賃金未払いにあった労働者は3万9233人、未払い額は131億円だったと指摘。韓国は国内総生産(GDP)規模が日本の約3分の1にもかかわらず、賃金未払いは被害人数、被害額とも日本の10倍近い規模となっており、世界最悪レベルだと批判した。

 こうした背景には、賃金未払いを「取るに足りないこと」だと考える韓国の労働市場文化や、悪質な事業者を取り締まる勤労監督官の不足などの問題があるという。韓国の勤労監督官は全国で約1000人しかおらず、約180万社の動向に目を光らせるには不十分というわけだ。

http://www.sankei.com/premium/news/160922/prm1609220018-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/160922/prm1609220018-n2.html
http://www.sankei.com/premium/news/160922/prm1609220018-n3.html
http://www.sankei.com/premium/news/160922/prm1609220018-n4.html

>>2以降に続く)
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賃金未払い問題を報じる韓国のテレビニュース。日本の10倍近い年間1000億円超の賃金が支払われないままだ(youtubeより)