1:2016/08/09(火) 05:12:13.40 ID:
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平昌冬季五輪大会組織委のオフィス(共同)

 リオデジャネイロ五輪序盤から韓国勢の鼻息が荒い。開会式前の現地4日に行われた男子サッカーの1次リーグ予選の初戦で韓国がフィジー相手に8-0で圧勝。一方で、政府のチャーター機への支払い遅れなどが原因でブラジル入りが遅れに遅れたナイジェリア代表に日本が4-5で敗れたものだから、韓国メディアは「ナイジェリアが日本に勝利したのは驚くべきこと」と皮肉たっぷりに報じている。

幸先いいスタート?

 中央日報電子版は日本戦終了2時間後に試合結果を速報。国内リーグ在籍ながら次代のエースと期待されているMFエテボが4点入れたことなどにふれた後、〈ナイジェリアにはあらゆる悪条件があった。(中略)選手団は試合開始6時間前にブラジルに到着。選手たちのコンディションと感覚に問題が生ずるほかはない状況だった〉と五輪サッカー強国の底力をほめ称える体裁で、負けた日本代表を“揶揄(やゆ)”。フィジー相手では大勝も手放しで絶賛できない韓国メディアに格好のネタを提供した。

 さらに翌々日、女子バレー日韓戦でも快勝。テレビ3局で中継し、合計でおよそ30%の視聴率を取るなど高い関心が寄せられた。

準備は万端

 “敵失”もあって韓国にとって幸先のいいスタートを切ったリオ五輪。メダルが確実視される女子ゴルフが採用されたこともあって、国内での事前のメダル予想も景気がよく、「女子ゴルフはメダル独占」「アーチェリーは金4つも」と威勢のいい言葉が並んだ。

 準備に関しても怠りないようだ。

 「大企業のオーナーや経営陣は韓国代表が合宿するソウル市内の泰陵選手村を訪ねて選手らを励まし、激励金を渡している」(朝鮮日報電子版)

 「リオ五輪は蚊との戦いになるため、代表選手が着ることになる団体スーツも防虫機能があって水洗いが容易な素材で製作された」(中央日報)-などリオ五輪に万全の態勢で臨んでいる事例を紹介。東亜日報電子版は「キムチからダシ用のカタクチイワシまでコンテナ2個分の食材を船で輸送」して選手団をサポートする国の支援策を好意的に伝え、「五輪4大会連続でメダル獲得数トップ10入りが期待される」(聯合ニュース)と前景気をあおっている。

夏はいいけど冬が…

 ただこの「準備」、2018年2月に自国開催される平昌冬季五輪に関しては相変わらず心許ない。韓国監査院が先月20日に発表した準備状況の点検結果によると、現状のままでは事業費が少なくとも2200億ウォン(約202億円)以上不足。その結果かどうか、アイスホッケー会場の屋根を支える骨組みの約4割が雪の重みの荷重に耐えられず破損する可能性などを指摘している。

 平昌五輪組織委員会は今月4日、リオデジャネイロで記者会見し、リオ五輪同様、インフラや競技場の工事の遅れが指摘されている状態に「全力を尽くしている。残り18カ月、素晴らしい大会をお見せできると思う」(李煕範会長)と強調した。ずっと同じような発言を繰り返しているのもリオ五輪同様だが、本当に大丈夫かしら。

http://www.sankei.com/west/news/160809/wst1608090007-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/160809/wst1608090007-n2.html