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:2016/08/04(木) 21:01:43.96 ID:
「一言でいえば野性が足りない。自分たちが韓国電力のようなユーティリティ(施設管理)会社の社員だと思っているのだから」

証券会社をはじめ主な金融機関の最高経営者(CEO)の職をあまねく経験した黄永基(ファン・ヨンギ)韓国金融投資協会長は、証券業の成長が遅い理由をこのように要約した。危険が伴う業務を忌避して最大限安全に利益を出す方法に没頭していて、株式プブローカレッジ(仲介)のようなレッドオーシャン(競争が激しく利益が薄い分野)から脱却できずにいるという指摘だ。

彼は「政府が公共性を強調しながら証券会社の足を引っ張ったりもしたが、証券会社の努力も充分ではなかった」として「今からでも挑戦的な目標を定めなければならない」と話した。引き続き「少なくともアジア最強の日本の野村証券に10年以内に追いつくというビジョンぐらいは立てなければ、海外市場で存在感のある会社に成長できない」とつけ加えた。

黄会長は「証券会社をはじめとする金融業種でも、サムスン電子や現代(ヒョンデ)自動車のようなグローバル企業がいくらでも出てくることができる」と述べた。彼は「無謀だという批判を聞きながらも事業を育てる度胸、ダメでも最後まで道を探すという意志でメーカーが金融業体を先んじた」と説明した。

証券業の展望が悪くないという点も強調した。市中金利が史上最低値まで下がりながら銀行の預金・積立金の代わりに証券会社の金融投資商品を探す投資家が増え、証券会社が仲買の役割をする上場と買収合併(M&A)が活発に行われており利益を得られる所は充分にあるという説明だ。黄会長は「世界を舞台に新しい領域を切り開く勇敢な証券会社がどれほど登場するかが、韓国の金融競争力を左右するだろう」と話した。

※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。
http://japanese.joins.com/article/028/219028.html