新潟 

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:2014/04/13(日)12:02:07 ID:
教科書検定 自ら考える力を育みたい

次代を担う子供たちの「生きる力」を育むためには、考え、判断する力を養うことが不可欠だ。来春から使用する小学校社会科教科書の全てに、竹島・尖閣諸島が取り上げられることになった。

文部科学省が公表した検定結果で、発行する全4社が政府見解に沿う形で「日本の領土」と記述していることが分かった。

領土問題を子供たちに教えることは大事だ。だが、ことさら政府の見解に沿う内容が教科書に記述されることには違和感を覚える。

竹島は韓国、尖閣は中国がそれぞれ領有権を主張し、韓国は独島、中国は釣魚島と呼んでいる。ところが教科書では、竹島について「韓国が不法に占拠している」などと記述されており、韓国や中国が領有権を主張する理由などには触れられていない。

教育基本法は「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」を教育の目標の一つとして掲げているはずだ。他の国の主張を知り、立場の違いを考えられなければ「国際社会の平和と発展に寄与する」ことなどできないだろう。

小学生には竹島・尖閣諸島で隣国と対立している経緯や、なぜ日本と違う主張をしているのかを理解するのは難しいかもしれない。だが、時の政権の方針を伝えるだけでは「他国を尊重」する態度など養われないのではないか。

さらに問題なのは、今回全社が足並みをそろえるように竹島・尖閣を記述した背景には、愛国心育成を重視する安倍政権への配慮があるといえることだ。