1:2016/07/06(水) 20:05:29.69 ID:
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中国の軍事演習海域

 南シナ海で米中両国のつばぜり合いが激化している。中国人民解放軍は5日、同海域のパラセル(中国名・西沙)諸島周辺で大規模な軍事演習を始めたもようだ。海軍の三大艦隊から複数の艦船が参加し、演習規模としては最大級。12日にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が南シナ海の領有権について判断を下すのを前に強硬姿勢をアピールした。これに対し、米海軍は南シナ海への艦艇派遣を発表、中国側を牽制(けんせい)した。

 軍事に詳しい中国人ジャーナリストによると、今回の演習には、南シナ海の防衛を担当する南海艦隊以外からも多くの艦船が参加。北海艦隊からは瀋陽、東海艦隊からは寧波などのミサイル駆逐艦も加わる。

 これらの艦船は7月初め以降に、海南島の三亜港周辺に結集したという。三大艦隊の主力艦を参加させ、南シナ海問題で譲らない姿勢を強調する狙いがうかがえる。

 中国国防省は「年度計画に基づいた定例の演習だ」としているが、演習期間は5日から仲裁裁の裁定発表前日の11日までの約1週間で、裁定が念頭にあるのは明らかだ。

 中国海事局が「船舶の進入禁止」に指定した広い海域の上空は、米国の偵察機などがよく活動する場所でもある。2001年4月、米中の軍用機が衝突した海南島事件の発生地も含まれている。

 中国の軍事評論家は、「中国に不利な裁定が下されれば、米軍がこの海域で中国に対する軍事的圧力を強化するとみられる。このため、今回の演習は、米軍との軍事衝突という事態も視野に入れて行うものだ」と指摘した。

 米海軍第7艦隊は5日、ドック型揚陸艦「アシュランド」が1日までの数日間、南シナ海の公海を航行したと発表した。通常任務の一環とする一方、「全ての国に認められている航行の自由を守る決意」を示したとしている。

 同艦は上陸作戦に用いられ、ホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)などを搭載できる。米軍佐世保基地(長崎県佐世保市)が母港で、南シナ海航行に先立ち、マレーシアやフィリピン、タイで訓練を実施していた。

 国際司法の判断を前に米中軍事衝突の危機がにわかに高まっている。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160706/frn1607061900006-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160706/frn1607061900006-n2.htm 
 
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