韓国 経済 

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:2014/04/09(水)10:05:44 ID:
韓国経済に復調の兆しが見えつつある。2013年の国内総生産(GDP)成長率は3%で、12年の2.3%を上回った。韓国銀行(中央銀行)は輸出と個人消費の伸びが成長を後押ししたとの見方で、今年1月に発表した速報値2.8%を上方修正する格好となった。現地英字紙コリア・ヘラルドなどが報じた。

同銀行によると、13年の輸出は前年比4.3%増、個人消費は同2%増で全体を牽引(けんいん)した。さらに、建設投資が12年のマイナス成長から13年は6.7%の増加に転じたことも、成長率を押し上げた要因としている。

玄才錫(ヒョン・オソク)経済副首相兼企画財政相は「雇用、工業生産高をみても、韓国経済は回復に向かっている」との見解を示した。米国の量的金融緩和縮小や中国経済の減退などの懸念材料はあるものの、同国経済は回復軌道に乗っていると同国政府はみている。

今後の成長率見通しについて、市場関係者は同銀行が今年1月に予測した14年の成長率3.8%、15年の4%も上方修正する可能性があるとしている。

同銀行によると、13年の成長率はこれまでとは異なる国際基準で算出されたことも成長率の拡大に寄与したという。新基準では、研究開発や知的財産に対する支出も投資としてGDPに算入。13年の同国のGDPのうち研究開発への支出は約4%で、世界で2番目に高い比率だった。同銀行のエコノミストは算出基準の変更について「国際社会からの要請に応えたものだ」と述べた。
(ソウル支局)

http://biz-journal.jp/sankeibiz/?page=fbi20140407026