1:2016/06/10(金) 20:07:55.85 ID:
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韓国銀行は利下げに踏み切ったが、経済が浮上するかは不透明だ(AP)

 国際通貨基金(IMF)が、韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権下の経済低迷を酷評、為替レートを意図的に誘導する介入をしないようあらためて要求した。韓国銀行(中央銀行)は9日、電撃利下げに踏み切ったが、効果は不透明だ。

 IMFは加盟国に対し、通常年に一度、「サーベイランス」(政策監視)と呼ばれる調査を実施、経済状況の監視や政策助言を行う。

 IMFは韓国との年次協議終了を受けて公表したプレスリリースで、冒頭から「韓国は過去60年にわたり目覚ましい経済成長を遂げてきたが、いまや所得水準は経済協力開発機構(OECD)の先頭国の水準に届かず、潜在成長率は鈍化している」と指摘した。

 高齢化や輸出依存の経済、労働市場の歪み、設備過剰などの問題を列挙。そして「為替介入は市場の無秩序な状況への対処に制限されるべきだ」とクギを刺した。

 為替介入をめぐっては、米財務省が韓国を日本や中国などとともに「監視対象国」に指定、今月3日に訪韓したルー米財務長官は韓銀に乗り込み、李柱烈(イ・ジュヨル)総裁と為替問題を話し合うという異例の行動に出ている。

 大規模な介入がやりづらくなったなか、韓銀は9日、1年ぶりに基準金利を0・25%引き下げた。聯合ニュースによると、李総裁は、米国の早期利上げが見送られる可能性が高いことから「急速な資本流出を懸念する状況ではないと判断した」という。海外の投資家が多い韓国では、利下げなど金融緩和を行うと資本が国外に流出しかねないことへの危機感が浮き彫りになった。

 ウォンの対ドルレートは、2014年6月に1ドル=1000ウォン台を付けてから今年2月に1250ウォン近くまでウォン安が進行。その後はややウォン高に戻り、1150ウォン台半ばで推移している。

 9日の市場でも利下げを受けてややウォン安となったものの、株価は下げに転じるなど限定的な反応だった。

 韓国では輸出、輸入とも前年割れが続き、家計負債は1200兆ウォン(約110兆円)にふくらんだ。造船・海運大手の業績が軒並み悪化し、政府主導で構造改革を進めるが、大量の人員削減が予定されており、景気を下押しする恐れもある。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160610/frn1606101830005-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160610/frn1606101830005-n2.htm 
 
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