1:2016/06/08(水) 22:36:21.70 ID:
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7日午前、慶尚南道巨済市のある人材派遣業者から造船所の作業服を着た人たちがマンション工事現場に移動するため建物を出ている。50カ所ほどある人材派遣業者の求職者のうち10~20%が造船所の労働者出身だ。造船所の構造調整の余波で彼らはマンションなどの建設現場で日当を受け取って働く。

7日午前5時、慶尚南道巨済市(キョンサンナムド・コジェシ)の古県(コヒョン)水協同マート前。トンウォン人力など10社ほどの人材派遣業者が集まっている所だ。夜が白々と明けてくると左胸に大宇(デウ)造船海洋やサムスン重工業などの名前が入った造船所の作業服姿の人たちが相次いで人材派遣事務所に入っていった。

ハンイル人力の事務所を訪れたパクさんもそうした1人だ。パクさんは3カ月前にはサムスン重工業協力企業の物量チーム(下請けから再び孫請けで働く契約職労働者)で配管の仕事をしていた。残業と休日勤務まですれば1カ月に300万ウォン(約27万円)を稼げた。しかし昨年から仕事が減り残業などができなくなり最後の月給は130万ウォンしかもらえなかった。そこで訪れたのが人材市場だ。

パクさんはほとんど毎日明け方4時ごとに家を出て人材派遣事務所で紹介された玉山洞(オクサンドン)などのマンション建設現場に行く。建設資材整理や掃除で1日10万ウォン、1カ月に170万ウォンほど稼げる。しかし住んでいるワンルームの家賃25万ウォンもまともに払えずにいる。家のコメも底をついた。

パクさんは「1日稼いで1日を暮らすが最近は雨が多くて仕事ができず生活費がなくなった。きのうの夕食は即席めんを食べ、朝食は抜いて出てきた」と話した。パクさんは「1日も早く造船景気が回復して再び造船所で働きに行けるようになれば良いだろう」と話した。

ムンさん(41)も大宇造船海洋の協力業者物量チームで配管の仕事をしていたが仕事がなくなり物量チームが解体されたため2カ月前からトンウォン人材で仕事を紹介されている。ムンさんは「私もそうだがほとんどの人に家庭があり、切られたからと家で休むことはできない状況。造船景気が良くなり他の所に働き口ができるまではこうして持ち堪えるほかはない」と話した。

現在トンウォン人力とハンイル人力がそれぞれ1日60人供給している人材の20%程度が造船所労働者出身だ。ほとんどが大宇造船海洋とサムスン重工業の協力業者物量チームで働いていて仕事がなくなり職を失った人たちだ。古県洞の50社ほどの人材派遣事務所の状況も似ている。週末と休日には造船所労働者の割合が40~50%に増える。残業が減り月給が減った造船所の労働者がアルバイト形態で働きに出ているからだ。

トンウォン人力のチョ・ムンジョン所長(50)は「4~6日の連休期間にも毎日10~20人の造船所労働者が集まった」と話した。ハンイル人力のファン・ミンホ事務長(48)は、「悲しい現実だが造船景気が悪化し人材派遣事務所には働きたいという人があふれている」と話した。

http://japanese.joins.com/article/632/216632.html

>>2以降に続く)