1:2014/04/06(日)10:06:47 ID:
 「今後も国際的なIT・家電展示会に最先端の製品を持っていくべきかどうか悩んでいる」

 韓国のある電子メーカーの最高経営責任者(CEO)が漏らした言葉だ。米ラスベガスで開かれるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)やドイツ・ベルリンで開かれるIFAなど世界的な業界展示会で、サムスン電子やLG電子は当然スター級の扱いを受ける。展示会のたびに「世界初」「世界最大」を掲げる最先端の製品を発表しているからだ。両社は昨年、CESでOLED(有機EL)テレビを、今年のCESでは折り曲げ可能なフレキシブルテレビを世界で初めて発表した。今年のCESで両社が公開した105インチの曲面超高画質(UHD)テレビは世界最大サイズだ。

■1年以内にコピー出現

 しかし、最先端技術が凝縮された最新製品を展示会に出すと、半年から1年後には中国企業がそれをそっくりコピーした製品を発売するケースが相次いでいる。最先端製品は展示会でハイライト的な存在にはなるが、結果的に中国に追撃のヒントを与えている格好だ。

 今年1月のCESで、ある中国メーカーはテレビ画面の縁が極めて細い製品を展示した。LG電子が12年のCESで展示した製品と似たコンセプトだ。LG電子は中国製品がテレビの縁を狭めるデザインだけでなく、それを実現するための技術もコピーしたとみている。映像信号をディスプレーに送る装置を縁の部分には置かず、ディスプレーと一体化した技術だ。

 サムスン電子、LG電子が昨年1月のCESで公開した世界初の曲面テレビにも、1年後には中国メーカーが追随した。今年のCESでは、TCL、ハイセンス(海信)、ハイアール(海爾)、コンカ(康佳)など中国メーカーが一斉に曲面テレビを発表した。技術格差は1年未満だ。

 デザインをまねた製品も展示会ごとに登場する。昨年のCESでサムスン電子が「タイムレス・ギャラリー」と呼ばれるデザインのテレビを発表すると、TCLは約8カ月後の昨年9月、ドイツでのIFAでほぼ同じデザインのテレビを展示した。同製品は美術用の画架のように斜めに置くデザインが特徴だ。今年のCESでハイアールが展示したエアコンは、送風口に覆いの代わりに穴が開いているLG電子のエアコンと酷似している。

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