1:2016/02/10(水) 21:44:57.28 ID:
 北朝鮮が、同国初の水爆実験後間もなく行ったミサイル発射は朝鮮半島で最も注目を集めている話題だろう。だが、朝鮮半島への投資家がもっと懸念しているのは、韓国の産業の競争力低下と頼りない企業統治だ。

 韓国の株式は、中国経済や原油安への懸念が引き金となり、アジアの新興国市場で売りの主な標的となった。過去3カ月間で韓国の株式市場から引き揚げた世界の資金は64億ドルで、これはブルームバーグが追跡したアジア7カ国の中で最も多い金額だ。
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画面を見つめる為替トレーダー。過去3カ月間で韓国株式市場から引き揚げられた資金はアジアの中でも最高の水準だ(1月20日、ソウル)=AP

 ミサイル発射と核実験の後、分断された朝鮮半島の緊張は高まっているが、北朝鮮が軍事力を誇示したことによるマイナスの影響は、国際社会の非難はあるにしろ、長く続くものではなさそうだ。

 アセットプラス・インベストメントのバイスプレジデント、チョイ・クワンウォック氏は、「外国の投資家は過去の経験から、地政学リスクが高まったときは実は買いの機会だという教訓を学んでいる」と話す。

 だが、企業の収益低下や株主への還元の少なさが市場の下げ圧力となっているほか、通貨ウォンの下落――年初来対ドルレートは2.1%下落――で為替差損の懸念が生じ、投資家心理に水を差している。

■37日間連続で売られる

 韓国の総合株価指数(KOSPI)は、昨年12月上旬以降37日間連続で売られ、年初来で2.2%下落した。これは韓国史上最長の記録だ。

 同国市場は年金基金など国内の機関投資家の買いに支えられたため、下落幅は他の大半の市場に比べて小さい。だが、海外投資家による大量売りは、中国の需要に支えられて豊かになった輸出主導型経済の輝きが世界経済が減速する中で失われつつあるかもしれないことを警告するものだ。

 バンクオブアメリカ・メリルリンチの韓国リサーチ責任者、ブライアン・ソン氏は「韓国経済は明らかに成長の勢いを失いつつある。つまり、新興国市場としての投資家への魅力は相当失われたということだ」と語った。

 昨年の経済成長率は2.6%で、これは過去3年間で最も低い。また、1月は輸出が18.5%減少し、2009年以降で最も大きな減少幅となった。国内の大手製造企業は、資金の潤沢な日本の競合企業や低コストの中国企業との競争に苦戦する中、今後はさらに厳しさが増すと警告している。昨年の純利益はサムスン電子19%、現代自動車15%とそれぞれ落ち込み、株価はサムスンが20%、現代は15%近く下落した。

 チョイ氏は「韓国の製造業にとって外部環境は良くない。今年は利益拡大の余地がほとんどない」と言う。「円安に加えて人民元も切り下げられる見込みで、より厳しい状況になるだろう」

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO97090150Z00C16A2000000/
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO97090150Z00C16A2000000/?df=2

>>2以降に続く)