中国 Flag 

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:2014/03/31(月)08:34:27 ID:
胡錦濤政権時代の中国最高指導部(共産党政治局常務委員会)の元メンバーで、汚職の疑いで調べを受けているとされる周永康氏(71)について、ロイター通信は30日、本人に加えて親族や部下ら300人以上がこれまでに拘束され、差し押さえられた資産は総計で900億元(約1兆4900億円)以上に上ると報じた。一部の部下らの逮捕・起訴については昨年来、中国国営メディアでも報じられており、捜査の手が“本丸”である周氏にまで延びるか注目されていた。ロイターは「中国建国以来最大のスキャンダル」と伝えており、事件の余波で中国は大混乱に陥る可能性もある。

破られた不文律
(中略)
中国では党政治局常務委員の現役と経験者は刑事責任を追及しないとの不文律があった。政治局常務委員は13億の人民を動かす最高指導者たちで、胡錦濤政権時代は9人(チャイナ・ナイン)、現在の習近平政権では7人(チャイナ・セブン)いる。周氏は2007年から政界を引退する12年まで常務委員(党内序列9位)を務めた。

貧富の差拡大、役人の汚職蔓延など、社会のひずみが国民の怒りを沸点に達するほど強めている中、習近平国家主席(60)はこれまで「トラもハエも全てたたく」とし、地位に関わりなく汚職摘発を進める方針を強調。報道が事実なら、ついに不文律を破ったことになる。

石油と警察のドン
周氏には、中国の石油業界の大ボスと、公安(警察)部門のドンという2つの顔がある。

江蘇省無錫出身で、1964年に共産党入党。66年に北京石油学院(大学)を卒業後、石油業界に身を投じ、大慶油田の社長(総経理)や、中国最大の国営エネルギー会社(中略)の社長などを歴任し、98年に国土資源部長(大臣)に就任。さらに2000年に四川省トップの党委書記に抜擢され、02年に党政治局委員として中央政界入りした。

その後は公安部長や、情報、治安、司法、検察部門を統括する党中央政法委員会の書記(トップ)などを務め、07年にチャイナ・ナイン入りした。

周氏の人脈は広く、石油、公安部門に多くの“子分”を配し、巨額の利権には有象無象の人々が群がっていたとされる。また、収賄と横領、職権乱用などの罪で昨年、無期懲役を言い渡された重慶市の元トップ、薄煕来・元政治局委員(64)とも懇意の仲で、一昨年、薄氏が失脚し、最終処分を常務委員9人で話し合った際、周氏は1人だけ逮捕・起訴に反対したという。

周氏については、現在の常務委員たちが昨年9月、逮捕・起訴は見送る方針を一度決めたとされるが、その後法廷で薄煕来氏が激しい党批判を行い、国民の間で汚れた「英雄」に祭り上げられる雰囲気が出たため、周氏も逮捕・起訴を目指す方向に変わったという。その背景には、薄氏を上回る巨大な闇を国民の前で暴くことにより、習近平氏の求心力を高めようという意図がある。

ただ、習氏が、長年の不文律を破れば、党内で大きな影響力を持つ長老たちの不満を招きかねない。また、党内で汚職疑惑を抱える指導者、元指導者は多く、これらが一斉に反発すれば、政局がかつてないほど不安定になる可能性もある。

2014.3.31 08:10 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140331/chn14033108120002-n1.htm ~ -n3.htm