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(イメージです。)


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:2016/01/11(月) 19:58:42.05 ID:
 「祭り」の後には何が残るのか。

 五輪開催地の願いはどこであっても同じだ。大会を完璧に実施すると同時に、後世に伝わる有形・無形の価値を生み出すというものだ。2年後に迫った2018年平昌冬季五輪も同じ課題を抱えている。五輪で成果を挙げるとともに、競技場などの施設を五輪以降も活用し続けるという発展モデルが必要だ。こうした点で「五輪の遺産の活用プラン」は非常に重要になってくる。

■活用失敗なら借金ばかりが増加

 平昌五輪の施設は競技場12か所(新設6、改修2、既存4)と、開会・閉会式の行われるオリンピックスタジアム(新設)からなる。新たに建設する競技場のうち江陵アイスアリーナ(ショートトラック、フィギュア)、江原道関東のホッケーセンター、平昌アルペンシア・スライディング・センター(そり競技)などは選手育成や市民のスポーツ活動などに使われる。

 加里王山に建設する旌善アルパインスキー場は五輪終了後、民間や公団が運営する自然体験型レジャー施設として利用するという青写真が描かれただけだ。開会・閉会式の会場となる平昌オリンピックスタジアムは規模を収容人員4万人から1万5000人へと縮小し、公演会場として生まれ変わらせる。

 競技施設の建設費用は総額8000億ウォン(約780億円)以上。これを投資と見なすとしても、五輪終了後の施設維持費は自治体にとって相当な負担となる見通しだ。韓国開発研究院は、新規に建設される競技場6か所と開会・閉会式会場の合わせて7施設の年間運営費が200億ウォン(約20億円)をはるかに超えると予想している。年間収益は100億ウォン(約10億円)以上は到底期待できない。毎年100億ウォン以上の赤字を税金で埋め合わせなければならないわけだ。

 五輪施設の事後活用に失敗した代表的なケースとされるのが、1984年に冬季五輪を開催したサラエボだ。競技場の多くは放置されて廃墟状態になっている。また夏季に開催された2004年アテネ五輪も、五輪後の施設活用に失敗している。

■江陵を「氷上スポーツのメッカ」に

 文化体育観光部(省に相当)が構想している五輪後の競技場活用計画の骨子は、江陵スピードスケート競技場とホッケーセンターを利用して江陵を冬季スポーツの中心地にする、というものだ。今月中旬に結成されるスポーツトト氷上団(スケートチーム)が江陵を本拠地にすることを決めたのも、この計画の一環だ。女子スピードスケート500メートルで五輪2大会連続優勝を成し遂げた李相花(イ・サンファ)、ソチ冬季五輪の女子ショートトラックで2冠を達成した朴勝羲(パク・スンヒ)らがチームの主軸となる。

 しかし「スケートのメッカ・江陵」を実現するためには、現在韓国で唯一の国際スピードスケート競技場である泰陵リンクの問題をまず解決しなければならない。朝鮮王陵の復元を進める文化財庁は、泰陵選手村と周辺スポーツ施設を段階的に撤去しようとしている。スケート界は「江陵にスピードスケート競技場が
できることは歓迎するが、既存の泰陵スケートリンクも維持すべき」と反発している。キム・グァンギュ大韓スケート連盟競技理事は「スピードスケートの登録選手約380人のうち6割はソウルまたは京畿道の学校か実業団チームに所属している」として「首都圏の学生選手らが江陵でトレーニングするのは難しい。今後、選手を目指す子どもたちが首都圏地域からいなくなってしまうかもしれない」と懸念を示した。スケート界は、泰陵スケートリンクがなくなるにしても、首都圏には最低でも国際規格(400メートルトラック)を満たす練習リンクが絶対に必要との立場だ。

>>2以降に続く)

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2016/01/11 00:02
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/01/09/2016010900661.html