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中国人民元のSDR構成通貨入りを発表するIMFのラガルド専務理事。同氏は中国を味方につけ発言権を増すとみられている=11月30日、ワシントン(AP)

 中国人民元を特別引き出し権(SDR)構成通貨に加えるとする国際通貨基金(IMF)の決定をめぐりアジアの新興国などから歓迎の声が上がる一方、米議会が決定に猛反発するなど世界の反応は二極分化している。IMF内部で元のSDR入りの動きを主導したラガルド専務理事は今後、中国の支援を背景に再任を確実にする見通しだ。

 ◆中国の影響力拡大

 アジア各国は元のSDRへの組み入れをおおむね歓迎している。韓国銀行(中央銀行)の高官は、元の外貨準備は増えていくと予想。年内に中国市場で元建て国債を発行する計画だ。マレーシア中銀のアジズ総裁は元の組み入れが国際金融システムの安定に貢献するとした上で、中国との貿易が盛んな一部の東南アジア諸国では、為替変動を減らすために2国間貿易での元決済が増えるとの見通しを示す。

 香港金融管理局(中銀に相当)のノーマン・チャン長官も1日、「IMFの決定は元国際化への重要な節目であり、自由利用可能通貨としての地位を確立させた」と歓迎した。

 これに対し、米議会には批判の声が上がっている。上院民主党ナンバー3のシューマー議員(民主、ニューヨーク州)は「今回の決定は中国の強欲な貿易慣行のせいで仕事を失った数百万人の米労働者に対する侮辱であり、IMFの判断では為替操作が容認可能な行為だという、とんでもないシグナルを世界に送ることになる」との声明を発表した。

 ケーシー議員(民主、ペンシルベニア州)も「国際社会は為替操作を行っている中国に、このような形で報いるべきではない」として、元のSDR通貨入りは大きな誤りだと主張した。

 来年開催の20カ国・地域(G20)首脳会議の議長国を務める中国がIMFの支持を得たことを利用し、国際金融システムへの広範にわたる変更を求めていく可能性も否めない。

 ◆ラガルド氏続投へ

 今回の決定をめぐり、IMFで元のSDR入りに向けかじ取りを行ってきたラガルド専務理事の役割が注目されている。同氏は1期5年の任期満了を来年7月に控え、2期目を務める用意があると発言してきたが、再任に向けて中国をしっかりと味方につけることができた。これに加え、今回の決定で、浮動票の鍵を握る新興市場国の間で同氏支持が広がる見通しだ。

 IMFが反対意見の多いギリシャやウクライナなどへの融資プログラムを管理し、世界各地で金融混乱が発生するリスクを監視するなか、同氏の再任は組織の安定を測る尺度となる。

 国際ガバナンス・イノベーションセンターの世界経済プログラム担当ディレクター、ドメニコ・ロンバルディ氏は「ラガルド氏は再任の完璧なチャンスをつかんだようだ。中国が支持を拒否する理由はまったくない」と述べた。

 ラガルド氏は専務理事として、IMFでの中国の発言力を高めようと尽力してきた。2011年の就任後、最初の取り組みの一つとして、副専務理事を増員し、中国人民銀行(中銀)元副総裁の朱民氏を起用した。IMFの副専務理事に中国人が就任するのは初めて。また就任から数カ月以内に中国を訪問し、当時国家副主席だった習近平氏など党幹部と会談を行った。

 昨年ラガルド氏は「IMFの本部が結果的にワシントンから北京に移ったとしても驚きはしない」と発言。IMF憲章では、本部は最大出資国に置くこととされている。3月に上海を訪問した際には、「元がSDRとして採用されるかどうかの問題ではなく、いつ実現するかの問題だ」と話した。

 IMFの専務理事は、加盟188カ国を代表する24人の理事によって選ばれ、設立以来、欧州人が務めることが習わしとなっている。ラガルド氏続投の可能性は高く、新興国がこの慣習を覆すのは難しいとみられる。

(ブルームバーグ Andrew Mayeda)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/151202/mcb1512020500013-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/151202/mcb1512020500013-n2.htm

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【毎日新聞】人民元主要通貨入りで日本の存在感が…日中関係悪化で日本は出遅れ [転載禁止]©2ch.net
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1448986347/
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http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1449017939/ 
 
=管理人補足=
特別引出権(とくべつひきだしけん、英: Special Drawing Rights, SDR);
国際通貨基金 (IMF) に加盟する国が持つ資金引出し権、及びその単位である。ISO 4217における通貨コードはXDRである。
概要;
IMF 加盟国は IMF に対し借入れを行うことができるが、1970年以降、IMF を経由して他の加盟国からの資金調達が可能となった。SDR は1960年代初頭に発生した国際通貨危機の教訓をもって、1968年に IMF の総務会決議によって創設され、翌1969年に発効した。危機に直面した加盟国は、仮想の準備通貨であるSDRと引き換えに他の加盟国からドル・ポンド・ユーロ・円という通貨バスケットにある通貨を融通してもらう仕組みである。
価値;
(省略)
2015年の見直しの年に向け、中華人民共和国は通貨バスケットへの人民元の採用を求めていた。構成通貨入りには、その通貨を持つ国や地域の「輸出額の大きさ」と「通貨が自由に取引できるかどうか」との2つの判断基準を満たす必要がある。2010年の見直し時には、中国はすでに輸出額の基準は満たしていたが、取引の自由度が不足とされ、採用を見送られていた。このときから為替レートや金利、資本取引を巡る規制の多さは、中国の大きな課題となった。中国は、預金金利の上限規制を撤廃すると発表するなど改革姿勢をアピールし、国際社会も中国の進めてきた規制撤廃を評価し、2015年11月30日に開かれた理事会で2016年10月1日から人民元のSDR構成通貨入りが決定された。

wikiから抜粋
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%BC%95%E5%87%BA%E6%A8%A9
↑リンク先には1SDRの価値についても表あります。
 
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