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:2015/08/17(月) 19:34:20.43 ID:
北朝鮮軍が11年ぶりに対南拡声器放送を再開したことが17日、明らかになった。

 韓国軍が北朝鮮のDMZ(非武装地帯)での地雷挑発に対する報復措置として対北拡声器放送を再開したことにより、対抗作戦に出たと見られる。

 韓国軍の消息筋はこの日「韓国側の対北拡声器放送が再開され、北朝鮮も東部前線地域を含めた数か所のMDL(軍事分界線)で対南拡声器放送を再開した」と明らかにした。

 また「特に海水浴場がある日本海側の地域で対南放送をしている」とし、「これは夏に海水浴を楽しみに来た北朝鮮上流階級の住民が、南側の対北拡声器放送を聞く可能性を意識したものだ」と述べた。

 2004年6月に南北首脳級軍事会談を開いて、軍事分界線地域での宣伝活動を中止及び宣伝手段除去に合意し、相互間の拡声器放送を中断していた。

 最近DMZにおける地雷挑発により南北が11年ぶりに拡声器放送を再開し、2004年の南北合意は事実上無力化されたものと評価される。

 北朝鮮による対南放送内容は、北朝鮮体制の宣伝と南側に対する誹謗が主に含まれていると伝えられている。

 ただし北朝鮮の対南放送用スピーカーの出力が弱く、さらに老朽化しているため、南側では聞き取るのが容易でないほどだという。

 軍関係者は「北朝鮮の対南拡声器放送は韓国側への心理戦というよりは、韓国による対北放送を北朝鮮軍や一般住民が聞こえないように妨害する目的の方が大きい」と伝えた。

 今月10日、北朝鮮による木箱地雷が埋設された坡州(パジュ)1師団など一部の地域で対北拡声器放送を再開した韓国軍は現在、拡声器放送施設が設置されたMDL地域11か所全体に対北放送を拡大した。

 韓国軍は対北放送を再開した先週一週間は、主に国内外のニュースと天気情報、歌謡などを放送した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記や北朝鮮体制についての直接的な誹謗を 含めた内容はなかったと伝えられている。

 これに関して北朝鮮は14日、「戦線西部地区司令部」名義のFAXで、韓国側の拡声器放送再開を「無謀な軍事的挑発行為」と規定し、「我々と対決する勇気があるなら、戦場に出てきて軍事的決着をつけよう」と脅威を示していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150817-00000065-wow-kr