1:2015/07/26(日) 20:48:37.14 ID:
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▲韓国を横にした地獄の火半島地図。出処=新東亜

大統領、与・野党、保守・進歩、財閥への非難はインターネットでよく見られる。しかし‘ヘル朝鮮’症候群は大韓民国自体を誹謗する点で次元が違う。「この国は地獄」と宣言する。入試、就職、結婚で続けざまに挫折を経験する多くの若者が「その通りだ」と同調する。

このような主張は「竹槍を持とう!」など、はらはらするほどまでに至る。ヘル朝鮮は文字どおり‘地獄(hell)のような韓国(朝鮮)’という意味だ。ヘル朝鮮関連の内容は様々なサイトの掲示板に活発に上がってくる。そうするうちに最近、‘韓国侮辱ハブ’を自認するインターネットサイト‘ヘル朝鮮’が開設され、さらに熱くなった。(中略)

ヘル朝鮮の類似語で‘火の地獄半島(あるいは‘地獄の火半島’)’もしばしば使われる。火の地獄半島は‘ティアブロ’というオンラインゲームに登場する‘火の地獄’と韓半島の‘半島’を合わせた言葉だ。ティアブロの難易度は一般、悪夢、地獄、火の地獄の4段階に分かれ、火の地獄はほとんどゲーム自体が不可能なほど難しいという。大韓民国で生きるのがそれだけ難しいという意味だ。

この他にも大韓民国の‘大’を‘犬’に変えた‘犬韓民国’、キムチと国を意味する‘スタン’を合成した‘キムチスタン’、韓国脱出を意味する‘脱朝鮮’、MERS事態を皮肉った‘東方疫病之国’等がしばしば使われる。

ヘル朝鮮議論に参加する人々は主に若い層で、彼らは私たちの社会を五階級に分ける。金のスプーン、銀のスプーン、銅のスプーン、土のスプーン、糞のスプーンだ。(中略:金と糞の比較)金と糞のスプーンの両極化を比較する内容には間違いなく「竹槍を持て!」というコメントが付く。竹槍は東学革命の時使われた貧者の武器で、国家と金のスプーンに抵抗する象徴だ。

ところが‘竹槍運動’は自虐的に流れる。青年たちは「竹槍で君も一発、私も一発、互いに刺そう」と言う。みな同じく‘平等に’死のうということだ。彼らは「既成世代に復讐するために子供を産まない」「自殺しなければ私たちの痛みは認められない」という自虐発言をたびたびする。これもまた竹槍運動の延長線に映る。(中略:大幅に削っています。元サイト参照)

日本ではすべての世俗的欲望や夢の成就をあきらめ、小さな満足に安住して生きるいわゆる‘さとり世代’が社会問題に浮上した。ある文化評論家は「さとり世代に比較すればまだヘル朝鮮の方が良いかもしれない。情熱やエネルギーがまだ残っているので、不満を表明するのではないか」と擁護した。

しかし、ある日本専門家は「日本では非正規職の給与が高くて非正規職でもある程度生きていけるからさとれる。韓国の青年たちの状況の方がはるかに厳酷だ」と話す。ヘル朝鮮は‘反国家的行為’であろうか、そうでなければ‘息絶える直前の最後の救助要請’であろうか。

ユ・ソルヒ自由寄稿家
<この記事は新東亜2015年8月号にのせられた記事です。>

ソース:東亜日報(韓国語) 「この地獄のような国、私に竹槍を使って!」
http://news.donga.com/home/3/all/20150725/72703856/1