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:2015/07/26(日) 00:37:54.78 ID:
去る23日、ニュースを伝える英国放送のアンカーはどぎまぎした表情だった。眉毛を一度しかめたアンカーは「英国経済紙ファイナンシャル・タイムズ(FT)の売却について様々な推測が出てきたが、いよいよ2分前、日本の日本経済(日経)がFTを取得することが明らかになった」とし、FTの職員とつないだ。

FT職員は冷静だったが「日経のFT買収額が予想より少なかった」と言った。自社の価格はもう少し高くなければならないという自尊心のためだろうか?事実、日経の買収金額は金融市場の予想値よりははるかに高い価格だった。

反面、少し後に事実を報道する日本メディアは浮き立っていた。‘世界最大の経済メディアの誕生’とし、大きな意味を付与した。英国と日本の悲喜が交錯する瞬間だった。報道機関を社会的魂と言えば、FTは英国の魂ということだろうか。

2008年、韓国経済が脆弱だと主張し韓国の為替レートと全世界の投資家を揺さぶったのが、そのFTだ。その魂が巨額のお金で移るのを見る気持ちはいろいろ複雑で息苦しかった。これまで自国言語の障壁で国内市場占有率をめぐり競争してきた日本メディアのFT買収が予想外でもあった。

今回の買収で日本が世界の心臓に入ることになったといっても過言ではない程、FTに対する全世界の関心は熱かった。もし韓国メディアがFTを取得していればどうだっただろうか?

日経は今回のFT買収を通じてFTの購読者73万人余りを確保することになった。このうちオンライン有料読者数は全体の70%である50万人、これら加入者の3分の2は英国以外の地域の読者だ。韓国メディアがFTを取得していれば、全世界のオン・オフライン読者をとらえて、最小限、私たちに対する誤った見解を防止する絶好の機会だったわけだ。

もちろん韓国メディアの規模は日本と比較すると矮小だ。FTを見下すレベルではない。しかし、私たちのメディアが果たしてそのような世界に向かう意志があったかを振り返れば、実はジャーナリストとして恥ずかしい。

いくら元気な業種も、海外に出て行って新たな領土を切り開かなければ発展できず、ますます縮んでいく姿を何度も見てきた。日経-FTの様なビッグディールをしなくても韓国メディアは世界に向かって発信しようとする意志を持つことはできなかったのだろうか。

難しいとばかりは言っていられない。これまで韓国企業は世界市場で誰より早く成長した。言葉も通じなかった時期に韓国歌謡を外国がK-POPとして受け入れ、韓流が全世界を走ると予想した人は殆どいなかった。

キム・ジョンユン記者
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ソース:朝鮮ビズ(韓国語) [記者手帳]FTを抱いた日経に映った韓国メディア
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2015/07/24/2015072403586.html 
 
=管理人補足=
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